さも社会の木鐸を気取って、歴史を捩じ曲げておきながら一言の謝罪もない。朝日新聞が去る8月5日と6日、 自らの慰安婦報道を検証する記事を掲載した。だが、その中味はご都合主義の言い訳ばかり。こんなにも 日本人を辱(はずかし)めた大罪の落とし前はどうつけるのか。 *** 朝日新聞が32年間にわたって、慰安婦問題の誤報を垂れ流した影響は、屈辱的な慰安婦像が在ソウル日本大使館前に 建てられただけでは済まなかった。 8月4日には、米国ニュージャージー州ユニオンシティで、あらたな慰安婦碑の除幕式が行われ、参列した地元市長は、 「このような過ちを繰り返してはならない」と日本を非難する言葉を口にした。 全米では、すでに7つの慰安婦碑が完成している。 そのうちの一つ、ニューヨーク州ナッソー郡に建てられたそれには、こう刻まれている。 〈“慰安婦”として世界で知られている20万人以上の婦女子を偲んで。彼女たちは、