セブン-イレブンが一部地域で発売した「セブンカフェ アイスカフェラテ」が、「正確にはカフェオレなのでは」と、利用者の間で議論を呼んでいる。コーヒーを入れる専門家でつくる日本バリスタ協会がカフェラテと呼ぶのは「エスプレッソと牛乳を混ぜた飲み物」。しかし、セブンは店舗にエスプレッソの抽出機がなく、ドリップコーヒーと牛乳を混ぜる「カフェオレ」の製法でつくっているからだ。コンビニで過熱するコーヒー競争は、細かい製法やネーミングにも広がっている。 (白山泉) カフェラテはイタリアのカフェ発祥の飲み物。日本ではスターバックスの進出などとともに普及し、女性を中心におしゃれな飲み物というイメージが広がった。一方、カフェオレは十七世紀ごろからフランスで飲まれてきたドリップコーヒーと牛乳を混ぜた飲料だ。 コンビニでカフェラテの販売が始まったのは二〇一一年以降。ローソンとファミリーマートがエスプレッソ式のコーヒ