フィンランドのNokiaは現地時間2008年12月2日,携帯端末向けプラットフォーム「Symbian OS」を手がける英Symbianの買収を完了したと発表した。当局などからの必要な承認をすべて受け,Symbian株の99.9%以上を取得したという。 NokiaはSymbian買収計画を今年6月に明らかにした(関連記事:NokiaがSymbianを買収へ,共通プラットフォームの開発に向けて非営利団体を設立)。その時点のNokiaの株式保有率は47.9%だったが,未保有分の株式を買い取るために,ソニーとスウェーデンEricssonの合弁企業Sony Ericsson,パナソニック,ドイツのSiemens,韓国のSamsung Electronicsなどと合意締結を進めていた。 買収手続きの完了により,Nokiaは非営利団体「Symbian Foundation」の設立に着手する。Symbia