映画ウェブサイトより ライムスター宇多丸がパーソナリティーを務めるTBSラジオ『アフターシックスジャンクション』内のコーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」で『STAND BY ME ドラえもん2』を批評。「蛇足にして駄作中の駄作」とまでこき下ろした。 11月20日公開の同映画は2014年に公開された『STAND BY ME ドラえもん』の続編で、原作のなかでも名作として知られる「おばあちゃんのおもいで」をベースに、オリジナルストーリーを加えて再構築したもの。前作で描かれたのび太の結婚前夜から続く、結婚式当日にのび太が逃げ出したことから巻き起こる騒動を描いている。 宇多丸はこの映画の脚本を担当した山崎貴について「作り手としての志が二次創作っぽい人」で「良く言えば原作に対して山崎貴流の解釈というのを毎回している」と評し、「彼が美談として提示するものに、割とはっきりとした倫理的違和感を抱く
アメリカ映画の不朽の名作とされる『風と共に去りぬ』。今回のBlack Lives Matter運動を受けて、米配信サイトのHBOマックスでは一時的に配信が中止となった。 Getty Images/Hulton Archive そんなことを考えていたら、配信サービスHBOマックスで『風と共に去りぬ』の配信を停止したというニュースが流れた。1939年公開のこの作品が奴隷制度を肯定的に扱い、白人目線で美化しているように見える部分があるという理由からだった。今後、歴史的背景の説明や批判を注記することで、また見られるようにはなるという。偏見に満ちた描写や差別的表現も削除せず残す方針らしい。 古い映画を見ることの1つの意義は、制作時の社会や人々の考え方について学ぶことにある。偏見の記録も貴重だ。 アメリカの人種問題を理解するには、過去400年の歴史を学ぶことだけではなく、今日のアメリカ社会で生活し、さ
過激なセックスシーンがある「アデル、ブルーは熱い色」に主演したレア・セドゥ(写真:REX FEATURES/アフロ) 44年前の映画が、今また話題を集めている。「ラストタンゴ・イン・パリ」で、当時19歳だったマリア・シュナイダー演じるジャンヌが、マーロン・ブランド演じるポールにレイプされるシーンは、脚本になく、シュナイダーの合意がないままに撮影されたことが、最近になってメディアを騒がせたのだ。 2011年に亡くなったシュナイダーは、生前に、その体験がとても辛かったことを語っていた。今になってこのことが話題になったのは、2013年にベルナルド・ベルトリッチ監督が受けたテレビインタビューが、数日前にYouTubeに投稿されたせいだ。このインタビューで、ベルトリッチは、「あのレイプシーンは撮影日の朝、ブランドと朝食を取っている時に思いついたもの。女優としてではなく、女性としてのリアクションが見た
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