経済団体の徳島ニュービジネス協議会(会長・三木康弘阿波製紙社長)が、徳島駅北側の国有地と市有地に、サッカーをメーンとする球技場や商業施設を備えた複合施設「街中スタジアム」を建設する構想を打ち出した。徳島駅から歩いて数分という利便性を生かして集客を図り、徳島市中心部ににぎわいを取り戻すのが狙い。サッカーJ2・徳島ヴォルティスのホームスタジアムとするほか、「365日の稼働」をうたい、ショッピングやビジネス、住民の交流など、さまざまな活用を目指す。 協議会は昨年1月から、衰退する中心市街地や県内経済の浮揚策を研究。欧州でショッピングモールや飲食店を併設したサッカースタジアムが大勢の人を呼び込むとともに、社交の場として根付いていることに着目し「街中スタジアム」構想をまとめた。 構想によると、建設地は徳島駅のすぐ北で、県立中央武道館と徳島市立体育館、市立内町小学校を含む約5万平方メートル。スタ