スモークがたかれる中での選手入場。夢スタのこけら落としには5,241人の観客が集まった 【宇都宮徹壱】 それはまさに、コンクリートに生命が吹き込まれる直前の光景であった。 FC今治の新スタジアム、ありがとうサービス.夢スタジアム(夢スタ)のこけら落としを前日に控えた9月9日、準備の最終段階の様子を確認するべく現地を訪れてみた。到着してまず目に入ってきたのは、駐車場近くに並べられたたくさんのテント。いずれもスタジアムグルメの店が入るという。ざっと数えてみたところ、できたての食べ物を提供するお店だけでも12店舗ある。Jクラブのフードエリアに負けないくらいの充実ぶりだ。 フットサルコートの半分ほどあろうかという特設ステージでは、オフィシャルパートナーのLDHのスクールでレッスンを受けている子供たちが、明日披露するダンスパフォーマンスの最終チェックに余念がない。このステージでは、彼らのダンス以外に