「岡田さん、僕はね、スポーツから日本の社会を変えたいんです」 2016年に他界した、ラグビー元日本代表監督の平尾誠二氏と初めて会った時に受けた”衝撃”がすべての始まりとなっている。 2014年11月、岡田武史氏は当時四国地域リーグだったFC今治のオーナーとなった。これは、スポーツを通じて自立した人間を1人でも多く生み出したいという想いを実現するための、人生をかけた挑戦である。 2018年にロシアワールドカップ(W杯)を控えるサッカー日本代表。6回目の出場となるが、今から20年前、初のフランスワールドカップ出場を勝ち取った代表監督こそが岡田氏である。 「アジア第3代表決定戦のジョホールバル前日に、自分の遺伝子にスイッチが入らなかったら今のオレはない。あそこで完全に開き直って初めて自分の人生を自分で開けるようになってきた。それまでオレはそんな人間じゃなかった。強い人間じゃなかったし。ジョホール
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