「やっぱりこれが本物のダービーマッチだよね!」 J2第35節のFC岐阜vs.名古屋グランパスの通称「名岐ダービー」直前。岐阜出身である筆者は、故郷の友人のひとりと興奮しながらそんな会話をかわしていた。 今年2度目の名岐ダービー。 岐阜にとって、カターレ富山との「東海北陸ダービー」、富山と松本山雅との3クラブ合同の「TOP OF 北アルプス」、ツエーゲン金沢との「白山ダービー」などなど……これまでFC岐阜がかかわる試合で「ダービーマッチ」と名付けたものは複数あったが、どれも岐阜にとって「本物のダービー」ではなく、申し訳ないがどこか商業的な匂いがしていた。極端に言えばチケット販売のために営業面から強引にダービーに祭り上げてきたようなものに見えた。 だが、名古屋が相手となると話が違う。 名古屋駅と岐阜駅はJRの東海道線の新快速を使えば、僅か18分。各駅停車でも25分程度と、隣接している。それゆえ
![J2名岐ダービー伝説、パート2。史上初、前売り完売の奇跡と……。(安藤隆人)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e1261d04c3f39572d6b67b8b83e5d4ee22e0527d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F6%2F-%2Fimg_36cb1be922e00b46882ee52b3e9a71f8192261.jpg)