2017年7月、東京都品川区。 モバイルゲーム事業でヒット作を連発し、創業からわずか6年で株式上場を果たしたアカツキの会議室で、「サッカークラブへの経営参画」の議論がスタートしていた。 「参入後の事業モデルをどうするか」「どこに本拠地を置くチームが適切か」「将来的にスタジアムも作るべきか」など、議論に合わせて調査部隊も発足、プロジェクトは進められていった。 ここで一つ疑問が浮かんだ。なぜ、ゲームを主軸とするアカツキがサッカー事業なのか。認知度の向上だけならば、スポンサーでも十分である。率直に同社CEOの塩田元規氏にぶつけた。 「僕らは自分たちをゲーム会社とは定義していなくて、ワクワクするような体験を作り、それをユーザーに届けることをアカツキの提供価値と考えています。つまり、体験に関わる全てのモノ・コトが私たちの事業となり得るわけです。上場まではゲーム事業にあらゆる資産を投下していたのですが
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