緑島は熱帯に属し、10月初旬でもマリンレジャーを楽しむ観光客であふれていた=台湾東部・緑島で2020年10月2日、福岡静哉撮影 半年にわたり新型コロナウイルスの市中感染「ゼロ」が続く台湾。コロナ対策で海外渡航が制限されるため、「台湾島内旅行」ブームが到来している。6月からイベントなどの規制が徐々に緩和され、7月に観光振興策が始まったことがブームを後押しした。流行語は「リベンジ(仕返し)旅行」。コロナ対策で長期にわたり遠出を控えてきた人々が、鬱憤を晴らすという意味だ。旅行客は「コロナ感染の心配なく安心して旅行できる」と喜び、地方の観光地にとっては、都市部の観光客を呼び込むチャンスとなっている。 海外に行けず「島内旅行」ブーム 台湾の新型コロナウイルス感染者数の累計は7日現在、523人で、死者は7人にとどまる。海外から戻った人の感染確認は時折あるが、市中感染は4月12日を最後に確認されていない
「PCR検査は誤判定がある。検査しすぎれば陰性なのに入院する人が増え、医療崩壊の危険がある」―。新型コロナウイルスの感染が拡大していた5月、厚生労働省はPCR検査拡大に否定的な内部資料を作成し、政府中枢に説明していたことが、民間団体の調査で判明した。国民が検査拡大を求め、政権が「件数を増やす」と繰り返していた時期、当の厚労省は検査抑制に奔走していた。 厚労省の資料は「不安解消のために、希望者に広く検査を受けられるようにすべきとの主張について」と題した3ページの文書。コロナ対策で政府関係者への聞き取りをしたシンクタンク「アジア・パシフィック・イニシアティブ」(船橋洋一理事長)が8日公表の報告書に載せた。 文書では「PCR検査で正確に判定できるのは陽性者が70%、陰性者は99%で、誤判定が出やすい」と説明。仮に人口100万人の都市で1000人の感染者がいるとして、全員に検査した場合、感染者10
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く