「俺に影響を与えたのはクラプトンだけ」とギターヒーローに関する2011年のインタビューでヴァン・ヘイレンは語った。(Photo by Martin Philbey/Redferns/Getty Images) 現地時間10月6日に亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンを追悼。2011年のローリングストーン誌インタビューの未公開部分を含めたフルバーションを掲載する。ギタリストとして成長する過程で受けた数々の影響について語ってくれた。 2011年11月、本誌が史上最高のギタリスト・トップ100のランキング記事の準備に取り掛かっていた最中に軽い会話をしようとエディ・ヴァン・ヘイレンが電話をかけてきた。本インタビューのなかで2020年10月6日にがんでこの世を去ったヴァン・ヘイレン(享年65歳)は、お気に入りのギターヒーロー(ナンバーワンはエリック・クラプトン)や自身のギタースタイルの起源など、ありと
エディ・ヴァン・ヘイレン、1979年撮影(Photo by Paul Natkin/Getty Images) 現地時間10月6日に亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンの功績を今こそ再検証。“タッピング奏法”をあまねく知らしめるところから、自らの「斧」の改造に至るまで、この時代の断裁者(shredder)がどれほど音楽を変えてきたのか明らかにする。 ●【画像を見る】追悼エディ・ヴァン・ヘイレン 伝説的ギタリストの勇姿(写真ギャラリー) ヴァン・ヘイレンがデビュー作『炎の導火線』を発表するその前年、ロックにおける大きな要素といえば、長く重苦しいソロと、逆にセックス・ピストルズやラモーンズによる、黎明期への回帰を目指したようなリフだった。そこへ「暗闇の爆撃(Eruption)」が襲った。エディ・ヴァン・ヘイレンはたった102秒でロックギターという語義そのものを書き換えた。ちょうどジミ・ヘンドリッ
エディ・ヴァン・ヘイレンとスティーヴ・ヴァイ(Photo by Koh Hasebe/Shinko Music/Getty Images; Chris McKay/MediaPunch/IPx/AP) スティーヴ・ヴァイとエディ・ヴァン・ヘイレンは、とくに親しい友人というわけではなかった。1985年、デイヴィッド・リー・ロスがヴァン・ヘイレンと決別した後、ロスは自分のソロバンドにヴァイ――エディ・ヴァン・ヘイレンに影響を受けたタッピング奏法の技巧師――を引き入れた。ヴァイはロスのアルバム『イート・エム・アンド・スマイル』「スカイ・スクレイパー」に参加し、ツアーでは憧れのエディ・ヴァン・ヘイレンのパートを演奏した。ヴァイとヴァン・ヘイレンの雰囲気はいささか気まずくなった。だが1989年、ヴァイがロスのバンドを去った日、エディが電話をかけてきた。それが2人の厚い友情の始まりだった。以下、本人自
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