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ブックマーク / www.iwanami.co.jp (3)

  • 巻頭エッセイ(『科学』2022年4月号) - 岩波書店

    福島第⼀原⼦⼒発電所事故後に始まった当時18歳以下の福島県民の甲状腺検診で,予想を数⼗倍上回る甲状腺がんが検出された。そして今年,事故を起こした東京電力を相手に東京地裁に訴訟が提起された。原告は事故当時6歳から16歳の甲状腺がん患者である。 この訴訟について因果関係⽴証の困難さを指摘する声もあるが,環境保健で因果関係を専⾨とする者にとっては,科学的因果関係の⽴証がこれほどシンプルな事例は珍しい。過去の医学研究の知見,発がん物質の知識,エビデンスなどが揃っている。通常の数⼗倍という多発は福島県の県民健康調査検討委員会(検討委員会)も認めており誰も疑っていない。チェルノブイリ原発事故後も著しく多発した⼩児甲状腺がんは,放射性ヨウ素への被ばくが唯一の原因として知られ,放射性ヨウ素への被ばくで小児甲状腺がんは多発する。今回の過酷事故では広範囲に放射性物質が拡散し,自然に存在しない核種が⾸都圏から西

    巻頭エッセイ(『科学』2022年4月号) - 岩波書店
    linusvp
    linusvp 2022/04/06
    "⼩児甲状腺がんは,放射性ヨウ素への被ばくが唯一の原因として知られ"
  • 『科学』2020年2月号牧田論文より

    2020年2月号牧田寛「原点から考える福島第一原子力発電所放射能汚染水海洋放出問題」より 問題の質 東京オリンピックの開催が迫り,昨年後半頃から経済産業省(経産省),資源エネルギー庁,原子力規制委員会,東京電力4者により,東京電力福島第一原子力発電所における重要懸案事項の一つである多核種除去装置(ALPS)処理水の最終処分問題に結論を付けようという動きが顕著になっている。 福島第一原子力発電所に林立している「汚染水タンク」の中身は,「ALPS 処理水」(ALPS による処理後の水)と「ストロンチウム処理水」(ALPS の前処理としてストロンチウム(Sr)とセシウム(Cs)を除去し,脱塩した水)に分けられる(図1)。これら全体をあわせて「処理水」と呼称している。かつては加えてRO濃縮塩水もあったが,すでにALPS による処理を終えている。 「トリチウム水」とは,これらのうちALPS 処理水

  • https://www.iwanami.co.jp/kagaku/Kagaku_202005_Makino_preprint.pdf

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