迷夢の化石に 僕は依存する 否定され笑む 悪癖を律して 罪深い覚悟で 独演に白熱し 合成の自我を 烈しく毟った 神話の胎児に 君は作用する 畏敬され泣く 聖賢を欲して 程遠い旅路で 失恋に敬服し 実在の義務を 眩しく齧った 「死生の配分」
玉子を剥いて 残る可能性が 舌の上で蕩け 胃に自殺する 或いは秘教を 健気に讃えて 神託の愛だけ 爆弾で奏でる 安置所で凍え 好物を想えば 僅かな追憶に 祝福が満ちる 磨いた感傷に 苦悩は前菜で 自然的な業が 死を調理する 「聖戦の朝食」
原罪が燃え 煙る部屋で 打鍵の音は 亡霊を屠る 正気を憎み 奇跡と別れ 酷く不幸な 詩情に罹る 常に恥じて 傷つき妬み 虎の言葉で 芸術を語る 空と季節は 輪廻を急ぎ 残った瞳が 幽かに光る 「負け猫」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く