次期衆院選で千葉5区からみんなの党公認で出馬予定だった新人の前東京都江戸川区議、木村長人氏(47)が7日、同党に離党届を提出した。木村氏は「第三極からの国政進出を目指すのは変わらない」としており、日本維新の会からの出馬を模索している。党の許可を得ないまま、維新に接触している県内の衆院選候補予定者や地方議員は他にもおり、みんなの党から維新への人材流出が進む可能性がある。 木村氏は毎日新聞の取材に対し、「維新は外国人参政権に対するスタンスや党運営のやり方に共感できる。みんなの党に悪い思いはないが、維新との連携に不安を持つ新人候補者は多い」と述べた。維新の衆院候補者公募に応募したかは「コメントは控えたい」と明言を避けたが、関係者によると、木村氏は今月初旬に維新が開いた1次公募選考の通過者が参加する研修会に出席したという。 この研修会には、千葉2区からみんなの党公認で出馬を予定する新人の中田敏博氏