日本維新の会の橋下共同代表(大阪市長)と松井幹事長(大阪府知事)が6日、大阪府内で訓練を受け入れる意向を安倍首相に伝えた沖縄県・米軍普天間飛行場の新型輸送機「MV22オスプレイ」。受け入れ先に挙げた八尾空港(大阪府八尾市)の地元では、頭越しの提案に反発が広がった。 同空港の半径1キロには小・中学校などが計11校あり、施設そばまで住宅や町工場が並ぶ。空港近くで畑作業をしていた女性(67)は「こんな人口密集地で訓練を受け入れられるのか。参院選前に注目を集めたかっただけでは」と冷ややかだ。 市内の金属加工会社で働く佐藤宏文さん(57)は「沖縄の負担軽減という狙いは理解できる」としながらも、「あまりにも唐突。支持してきた大阪の有権者から見放されると思う」と話す。 周辺空域は大阪空港や関西空港への空路が複雑に入り組み、制限が多い。八尾空港職員は「誘導路や駐機場はオスプレイのような中型機や大型機の受け