6年目にして才能がようやく開花し始めた。背番号が「8」から「40」に変更された今季。開幕は2軍だったが、5月5日に1軍に昇格すると、6月4日の西武戦、5日のロッテ戦で2試合連続サヨナラ本塁打の離れ業。鮮烈な印象を残し、6月の月間MVPに輝いた。 3年目の2008年に59試合に出場したものの、09年は42試合、昨年は6試合と年々、出場機会は減少の一途をたどっていた。「これまでは1軍の試合に出ると、結果を出さないといけないという気持ちが強すぎた」と振り返る。だが、今は違う。「自分の結果は気にせず、チームの勝ちだけ意識するようになった。リラックスできているのが好調の要因」。これまでは大振りも目立ったが、今季は三振の数も減少。落ち着いて打席に立つことができるようになった証拠だ。 【続きを読む】