sk-44@地を這う難破船様 表現としての可能性と規制の問題は当然、別です。故に別項を立てました。どれほど芸術的に高い達成であっても、現実の問題として、規制は為されることがあるのはご存知の通りです。歴史的に為されてきた規制を、傑作も規制されたという事実から愚昧と看做すのは通例ですが、規制の対象を芸術性において区別しない、という立場を取る場合には矛盾を来します。性表現というカテゴリーに括れば、大谷崎と暴行AVに区別はありません。従って、これは猥褻ではなく芸術だ、という主張は、表現自体に即して言うならこれ以上正しいものはないとしても、現実においては無力です——裁判官のスノビズムに媚びるのが作戦として有効という可能性は否めないとしても。猥褻表現として出発しながら「ずらし」を重ねて猥褻性自体を脱臼させ、以て政治的に妙に正しい、所謂PCなところに行き着くことも、当然、あるでしょう。表現自体として言う
![2009.7.6 - 日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/41418cd71769360b6a72caa4657dabe0e43ddaa5/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Ftamanoir.air-nifty.com%2F.shared-cocolog%2Fnifty_managed%2Fimages%2Fweb%2Fogp%2Fdefault.png)