航空自衛隊松島基地(東松島市)は、基地所属の救難隊発足50周年を記念して捜索機(U-125A)とヘリコプターの救難機(UH-60J)の2機の胴体に漫画のキャラクターを塗装した。 キャラクターは、基地周辺の自治体にゆかりのある作品として、登米市出身の漫画家、故石ノ森章太郎氏の代表作品「サイボーグ009」を採用。デザインは基地特有の「冬季の強い北風」に打ち勝ち、任務を完遂する姿を表現するため、風になびくマフラーを特に誇張したという。 空自では、島根県美保基地所属の輸送機に水木しげる氏の「ゲゲゲの鬼太郎」が描かれているが、全国10カ所の救難隊の中で漫画キャラを記念塗装するのは初めてという。19日の記念式典で披露される。【石川忠雄】