3回戦で羽生善治三冠を破った大石直嗣六段とA級の屋敷伸之九段の対戦。 解説は豊島七段でした。両対局者の印象を聞かれて「(屋敷九段は)序盤中盤終盤、隙がない」「(大石六段は)駒が躍動する将棋」と答えてましたね。まさか豊島さんがあのネタを入れてくるとはw・・・思わず笑ってしまいました。 将棋は大石六段が後手で得意のダイレクト向かい飛車を採用しました。3回戦の対羽生戦もこのダイレクト向かい飛車で白星を挙げています。対して屋敷九段の作戦は6五角を打たずに▲3七銀から▲4六銀を急ぐ指し方でした。この先手の指し方は手詰まりになりやすいので少ない、と豊島七段。 先手は▲7五歩から玉頭位取り、後手は銀冠に組み替えます。後手が△4五桂(46手目)と跳ねて戦いが始まりました。 以下▲4五同桂△同歩▲同銀に△4一飛が気づきにくい好手でした。 △4一飛は次に△5二金と寄って銀取りと4七飛成を狙っています。そこで屋