ブックマーク / sutekisangen1.blog76.fc2.com (9)

  • 素敵三間飛車 順位戦C級2組6回戦より

    12日に行われた順位戦C級2組6回戦では、三間飛車対居飛車の対抗形が6局、相 振り飛車での三間飛車が2局指されました。詳しく見ると、下のような形でした。中田 功七段は中飛車でした。 対抗形 石川七段-横山六段  立石流  後手勝ち 澤田五段-竹内四段  4→3戦法  先手勝ち 佐々木四段-伊藤五段  後手石田流  先手勝ち 佐藤慎四段-西川和四段  後手石田流  先手勝ち 矢倉六段-藤原七段  向い飛車転換対居飛穴  先手勝ち 遠山五段-上村四段  石田流~向い飛車転換  先手勝ち 相振り飛車 田中四段-八代四段  相振り飛車 三間対5三銀型三間  先手勝ち 門倉四段-小倉七段  相振り飛車 三間対向い飛車  後手勝ち 佐々木四段-伊藤五段の対局は、4二金型の後手石田でしたが、4→3戦法からの升 田式石田流と同形になっています。13日の渡辺竜王-久保九段戦や24高段者の将棋 を見ても、後手

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    lismo013 2013/11/16
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  • 素敵三間飛車 石田流本組み対銀冠 ▲6五歩 △同歩 ▲同桂の仕掛けの点検(2)

    第1図以下の指し手 ▲6五歩 △同歩 ▲同桂(テーマ図) テーマ図から、③△9九角成り △9九角成りは有力です。以下▲7四歩 △同銀に、▲5三桂成りまたは▲5三角成り は、△7五香の痛打があります。なので、▲7三桂成りと攻めます。 ここで、(1) △8四飛(第2図)と浮いたのが戸辺-堀口戦(2012.10)です。しかし、この 手は疑問だと思います。 第2図以下の指し手 ▲7四歩 △8六歩 ▲同飛 △同飛 ▲同角 △5四銀 ▲8二飛(第3図) 飛車先が重いですが、△9八馬に▲7五角を用意した▲7四歩が好手です。後手の△ 8六歩は仕方のない手で、飛車交換から▲8二飛と先着して先手ペースでしょう。実戦 も、59手で先手が快勝しています。 ▲7三桂成りには、(2)△同桂と取るのが正解で、続いて▲7四歩(第4図)と指した局 面が分岐点となります。 第4図では、 (a)△7二歩 (b)△同銀 (c)△

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    lismo013 2013/07/20
  • 素敵三間飛車 4手目△3二飛戦法 4 角交換乱戦型(3)

    ④▲5八金右 今回は、基図から▲5八金右(第1図)と受ける手を検討します。 第1図以下の指し手 △6五馬 ▲5六馬 △7六馬(第2図) △6五馬に▲5六馬とぶつけて、△7六馬までは、こう進むところでしょう。 第2図から▲7八銀と守れば、前回のGPS対ponanzaと似た進行が予想されます。 他には、8七の歩を守らない手もありそうです。 実戦例1 第2図以下の指し手① ▲8三馬(第3図) 将棋倶楽部24六段と七段の方の対局からです。 先手は、▲8三馬と歩を取りました。この手は美濃囲いに組まれるのを阻止する意味 もあります。 第3図以下の指し手 △7二金 ▲5六馬 △8七馬 ▲6六馬 △5四馬(第4図) 8筋の歩を取り合う展開になりました。歩を入手した後は、互いに馬を5六、5四に引 きました。駒の損得はなく、ここからの駒組みが勝負を分けそうです。 第4図以下の指し手 ▲4八銀 △3三金 ▲4

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    lismo013 2013/07/07
  • 素敵三間飛車 先手三間飛車対中飛車左穴熊 3 ▲8六飛を狙う指し方

    戸辺-今泉戦の続きを見てみます。第1図は後手が△1二香と上がったところです。 ここで戸辺六段が指した▲8六飛(第2図)が機敏な動きで、この戦形でポイントとな る手です。 第2図で後手がどう受けるかが難しいです。類似の局面を将棋倶楽部24高段者データ で調べると、下図のような結果でした。 △8四歩と受けるケースが1番多いのですが、先手の勝率が高くなっています。この 時の指し方で有力なのは、 ①▲7六銀~▲6五銀として、▲7四歩から8四の歩を狙う。 ②▲6五歩と角道を開けて、▲5六歩から角交換を狙う。 ③▲6五歩と角道を開けて、6六銀型に組む。 ④組みの形にして左辺の捌きを狙う。 などが考えられます。 △8四歩の実戦例(1) 参考A図は▲7六銀と上がったところです。8四の歩は、飛車の横利きでしか守れてい ないので、その弱点を突いていきます。ここで△1一玉や△3二金は、▲6五銀 △4 四飛 ▲

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    lismo013 2013/02/18
  • 素敵三間飛車 先手三間飛車対中飛車左穴熊 2 序盤の基礎知識(2)

    (2)▲6八銀(第1図) 第1図からの指し手 △5六歩 ▲5八金 △5六歩成り(第2図) 今回は、第1図から△5六歩を考えてみます。普通に取ったら、飛車先を交換される だけで面白くありません。ここは、取らずに▲5八金と上がってみたいところです。△ 5六歩成りには①▲同金と、②▲同銀の2通り考えられます。 △5六歩成りに▲同金(第3図) 第2図からの指し手① ▲同 金 △5六歩 ▲6七金 △4二玉 ▲4八玉 △3二玉 ▲7六飛(第4図) ▲同金と取るのは力強い手です。△5六歩と打たれたら▲6七金と横にかわします。第 4図では5六の歩が負担になっており、先手は浮き飛車にして、▲7七桂~▲6五歩か ら5六の歩を取りに行く手があります。 △5六歩と打たずに△4二玉または△6二玉なら、▲5六歩と打って玉を囲えば良いと 思います。五筋を切られましたが、手順に厚くできたので不満ないでしょう。 △5六歩成

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    lismo013 2013/02/10
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  • 素敵三間飛車 『菅井ノート 先手編』 レビュー

    待望の『菅井ノート 先手編』が発売されましたので、類書と比較しながら感想を書いて みたいと思います。 購入前に書の写真を見た時に、表紙が▲7六飛の局面なので、早石田の菅井新手 をメインにして書かれただと考えていました。しかし、目次を見ればわかるように菅 井新手(文中では▲7六飛早浮き型と表現)を特に詳しく解説したではありません。 石田流について約54%、先手中飛車が約36%、相振り飛車が約10%といった構成です。 目次 第1章 石田流急戦 (59ページ) ・▲7四歩急戦型 ・▲4八玉型 ・▲7六飛早浮き型 第2章 石田流持久戦 (41ページ) ・△3一玉左美濃 ・▲7七角型 第3章 石田流VS角交換型 (32ページ) ・後手角交換型 ・振り飛車の修正案 第4章 石田流VS△1四歩型 (16ページ) ・最新の△1四歩型 ・△1四歩の対抗案 第5章 先手中飛車VS△6四銀 (57ページ)

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    lismo013 2013/01/28
  • 素敵三間飛車 3手目▲6六歩 4手目△3二飛における先手の工夫

    ▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩から△3二飛と振った形(テーマ図)は、先手の勝率が 悪く、後手が指しやすいと言われています。手持ちの公式戦データベースで調べると、 先手の勝率は0.467となっています。もう少し詳しく見てみると、 ・最近5年間 0.465 ・それ以前 0.468 ・居飛車対三間飛車の対抗形 0.413 ・相振り飛車の場合 0.484 となっており、時代や戦形による差はそれほどありませんでした。テーマ図と似た形 に第1図があります。4手目に△3二飛か△3五歩かは迷うところですが、第1図の 先手勝率は0.536でした。早く△3五歩を決めない方が優秀のようです。 テーマ図は先手が避ける傾向にあります。しかし、将棋倶楽部24高段者の対局を観 戦していると、あえて石田流に組ませて戦う指し方を得意とされている方もおります。 ここでは、テーマ図に対する先手のいろいろな工夫を紹介してみたいと思

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    lismo013 2013/01/19
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  • 素敵三間飛車 王座戦第4局 渡辺-羽生戦から学ぶこと

    竜王戦のニコニコ生放送での解説で、時間が余った羽生三冠が、王座戦第4局(千日 手局)の解説をされたことが話題になっています。羽生三冠が2手目3二飛戦法を指 したのですが、122手目の△6六銀は歴史的妙手と言われており、動画がいくつかの サイトでアップされています。 その手については、ご存知の方が多いと思いますので解説はしませんが、この対局で は、2手目3二飛戦法(4手目4二銀型)を指す上で、勉強になることがいろいろありま した。 ここでは、1.11手目▲2四歩は成立しないのか?と、2.角道を閉じるタイミング について考察してみたいと思います。 1.11手目▲2四歩は成立しないのか? 渡辺-羽生戦では、第1図から△7二玉に▲4八銀と指しています。ここで▲2四歩と 突かれたらどう指すのかが疑問でした。 4手目4二銀型の第1号局、木村-佐藤戦(2011.5)で同一局面があり、その時には、佐 藤九

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    lismo013 2012/11/03
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  • 素敵三間飛車 初手7八飛戦法 4 ▲7七飛型

    ◇▲7七飛から無理やり石田流を狙う 初手から、 ▲7八飛 △8四歩 ▲7六歩 △8五歩 ▲7七飛(第1図) 『初手7八飛戦法 2』で、△8五歩に対しては▲7七角が必然と書きました。しか し、ここで▲7七飛と指す手が成立するようです。この手は無理だと考えていました が、将棋倶楽部24七段の方が指しているのを見て、有力だと思いました。 この手の狙いは、▲7八金~▲7五歩としてから▲7六飛と浮いて、升田式石田流 にすることにあります。 第1図からは、1.△8六歩か、2.△3四歩が多いでしょう。 1.△8六歩 △8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲7八金(第2図) △8六歩から飛車先の歩を交換してきた場合には、▲8七歩と受けます。△8二飛 に▲7八金と指すのがポイントです。 第2図から、△3四歩 ▲7五歩に、①△4二玉と②△7七角成りが考えられます。 ①△4二玉 ▲7六飛(第3図) △4

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    lismo013 2012/06/07
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