平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 ねこまどさんの将棋教室にて、 「序盤完全ガイド　最新版」の講座を開催致します！ ２月１６日（日）１０時半～１２時、受講料は４０００円です。 詳しくはこちらをご覧ください 将棋・序盤完全ガイド（振り飛車編・相居飛車編）を出版してから、約１年が経ちました。 その間、プロの序盤戦術はますます進化しています。 振り飛車では、ダイレクト向飛車や角交換系三間飛車の流行。 相居飛車では、矢倉の意外な形の復活や、横歩取りの画期的な新手など。 こうした魅力溢れる新研究を、ポイントを絞って分かりやすくお伝えします。 本講座を受講して頂くことにより、 プロの将棋を今まで以上に理解して楽しむことができます。 たくさんの方に受講して頂き、最新序盤戦術の魅力を知ってもらえたら嬉しいです。 当日は、質問も大

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 棋王戦　対甲斐女流二冠 戦型は意表の横歩取り。 お互いの狙いを消し合うにらみ合いの中盤から、 一気に飛車交換になり、こちらが優勢に。 簡単な決め手を逃したことが分かったのが、 悪手を指した直後だった。 それまで深く読んでいてわずかに成立しないと認識していた筋が、 ２手局面が進んだだけで、決め手に昇格していたことに気づかなかった。 内容的には押していただけに残念。 どんな状況においても、一歩前に進むことが大事だと思っている。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 昨日のクリスマスフェスタ‘２０１３にお越し頂いた皆様、 本当にありがとうございました！ また、賞品を提供して頂いた共同通信社様、ありがとうございました。 私は委員として７月から当イベントに携わってきました。 そして、開場してからの３時間はあっという間に過ぎ去った感じです。 多くの参加者の方々が、笑顔で楽しんで頂いている様子を見て、 開催できてよかった、と感じています。 アンケートも好意的なご意見が多く、 全体的には、皆様にご満足頂けたのではないかと思っております。 ただし。 反省点も多々あります。 まず、受付にかなりの時間がかかってしまったこと。 １７時に開場して、並んだお客様の受付を一通り完了したのが２５分頃。 もっと受付の人数自体を多く配置する必要がありましたし、 受付の分

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 既に将棋連盟ＨＰ上で発表されていますが、 １２月１５日（日）に棋士会、女流棋士会合同イベント、 「クリスマスフェスタ’２０１３」を行います！ 詳しくは将棋連盟ＨＰをご覧ください。 私は、今回のイベント委員の一人です。 （打ち合わせに参加しているのは、 佐藤康光、中村修、矢内理絵子、本田小百合、渡辺弥生です） ７月から打ち合わせを重ね、 ようやく申込受付までこぎつけることができました。 昨日、１１月１日に申込受付を開始、 たくさんのお申込を頂いております。 ありがたいことです。 まだまだ、準備すべきことはたくさんあります。 今後も委員一同、皆様のクリスマスの素敵な思い出になるよう、 精一杯頑張りますので、お越し頂けたら本当に嬉しいです。

竜王戦　対有森七段 今流行りの角交換系三間飛車。 こちらは抑え込みを狙い、じりじりとした神経戦が続く。 夕休あたりから、ようやく局面が動き出す。 そして微差リードの終盤戦を勝ち切ることができなかった。 悔しい気持ちよりも、 この将棋で一つ、致命的なミスを犯したことが重要で、 勝てない原因の一つが明確に分かった。 勝ち負けよりも、まずはこの弱点をなくすこと。 年内に克服できれば。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 王位戦　対宮田敦六段 横歩取り。 序盤から全速力でポイントを奪いに来る、 宮田君らしい指し回しに対して、 苦心しながらも攻め駒を配置する。 やや苦戦だが、辛抱を重ねて、ようやくチャンスが…という局面で、 ２択を間違えてしまう。 直接的には相手の強い踏み込みを読めなかったことにあるが、 後から考えると、遊び駒の活用という基本をうっかりしていたのが本質。 やはり基本ができている人は強い。 自分も、一歩ずつ近づいていく。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 王位戦　対所司七段 戦型は角換わり。 後手の工夫された指し方に対して、 勢いよく攻める順を選んだ。 その後、こちらの攻め足が遅くなり、 相手の攻めを真っ向から受ける形になった。 普通、こんなノーガードの戦い方はあり得ないのだが、 成り行き上踏み込む。 もう一度その局面を指すかと言われれば、 おそらく指さない。 しかし、その決断が功を奏し、こちらに有利な分かれになった。 以下は確実にまとめて勝つことができた。 妹弟子の奮闘を見て、自分も頑張らない訳にはいかない。 歩みは遅くとも、一歩ずつ進んでいきたい。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 昨年１０月に出版された、「将棋・序盤完全ガイド　振り飛車編」。 先日行なわれた最終選考で、技術部門の大賞に選ばれました。 将棋ペンクラブログ 制作に携わった皆様、お買い上げ頂いた皆様、レビューを書いて下さった皆様、 全ての方にお礼を申し上げます！ 最終選考では「菅井ノート」「四間飛車激減の理由」の２冊も、 それぞれ素晴らしい本だと思っていましたので、 （盤上の技術という面では明らかにこの２冊の方が上です） ペンクラブの幹事の方から連絡があったときは、 本当に嬉しかったです。 棋士として、やりたいことはたくさんあるのですが、 その中でも一つ、「書く」ことで、自分らしい貢献ができそうです。 今後も、一つずつ積み重ねていきたいと思います。

素晴らしい本でした (ゆたとも) 2013-06-27 15:14:12 将棋・序盤完全ガイドを最近購入し、 2冊共読み終わりました。 24の初段程度の棋力なのですが、今まで部分的だった 知識に横の繋がりが出た感じで本当にありがたかったです。 私は居飛車党なのですが、息子(小３)には覚えやすい振り飛車を教えています。 大会等では半分以上相振りになるので、居飛車党の私は 教えるのに苦戦しています(笑) 上野先生に是非このシリーズで相振りの本も出して頂ければと思いコメントさせて頂きました。 100冊以上の私の棋書のコレクションのベスト10に入る2冊をありがとうございました。 返信する ありがとうございます (ちゅう太) 2013-06-28 23:28:53 ゆたともさん お買い上げ頂き、ありがとうございます！ 序盤知識を俯瞰して整理できたようで、 お役に立てたことを嬉しく思います。 相振りは

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 本日、将棋連盟の理事改選の予備選挙が行なわれました。 私は今回で三度目の出馬。 ですが、残念ながら落選。力不足でした。 順位戦が終わってから、立候補するかどうか、悩んでいました。 最終的に、立候補を決断。 この一か月は、ひたすら棋士とお会いする日が続きました。 棋士の皆さんは割と正直な方が多く、 はっきりと支持を打ち出してくれる方もいれば、 支持できない理由をきちんと話して下さる方もいらっしゃいました。 自分の至らない点を指摘されるのは、きついけれどありがたいこと。 しっかりと改善していきたいと思います。 今回当選（正式には６月の総会で承認）された皆様は、 いずれも熱意のある方々だと思います。 将棋連盟にとって、今は大変な時。 私も、部分的にお手伝いできることがあれば、 協力し

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 ややブログ更新をさぼっていたので、少しずつ書いていきます。 ４月１日は、女子大生将棋交流グループ「ｌｉｌａｃ」主催の、 「第２回　女子高生のための将棋大会」に行ってきました。 ｌｉｌａｃのＨＰはこちら 女子高生が大学生になった途端、 様々な理由で将棋を指す率が極端に下がります。 そこで、こうしたイベントを開き、 女子高生同士の横のつながり、そして女子大生との縦のつながりを作ることで、 大学生になっても将棋を楽しんでもらおう、という素晴らしい、そして楽しい大会です。 有段者の部、級位者の部、と二つの部に分かれての対局。 棋力は幅広く、将棋を覚えたばかりの子から、 先日のリコー杯女流王座戦でアマ代表になった子まで（！） 皆さん、真剣に将棋を指していました。 私は指導対局ということで

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 お待たせ致しました。 相居飛車編、３月２１日に発売決定です。 （マイナビブックスの紹介文はこちらです） アマゾンでは少し遅れて、２７日付けの予約が可能です。 また、将棋連盟オンラインショップでは、限定サイン本も発売予定です。 （ただし、こちらは送料がかかります） 少しでも早く欲しい、という方はお近くの書店で、 配送希望の方はアマゾン等で、 サイン本が欲しい方は連盟オンラインショップで。 それぞれお買い求め頂ければ嬉しいです。 振り飛車編を含めて、今回の企画がスタートしたのが昨年２月。 １年かけて、ようやく相居飛車編を刊行することができました。 これで、振り飛車と居飛車、一通り網羅することができます。 今回も、何人かの将棋ファンに原稿を見てもらい、 分かりづらい個所の指摘や、アド

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 Ｃ２　対阿部光四段 最近流行のダイレクト向かい飛車。 派手な駒交換が行なわれた後、にらみ合いが続く。 相手の攻めを丹念に受け、反撃に転じて有利を掴む。 そして、これは逃すはずがない、という勝勢を築いた。 …どうしてここから決められないのだろうと、 今もずっと考えている。 簡単な勝ちを２回も逃して、信じられない逆転負けだった。 これで降級点３つ目。フリークラスに転出することになった。 今期は前半戦がひどく、後半戦に巻き返したものの、後一歩及ばなかった。 後半戦に内容の良い将棋を続けることができたのは、妻のおかげ。 対局前日にナーバスになる私に誠実に向き合い、話を聞いてくれた。 そのため、今までよりもリラックスして対局に臨むことができた。 ここから先、自分にはいろいろな道がある。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 将棋序盤完全ガイド・相居飛車編のゲラ直しを無事終えました。 今回は、原稿を出してから数回に渡り、担当の方と直しを重ねました。 そして、今日で私のやることは完了。 後は、マイナビさんにお任せです。 どんな本になるのか、私自身楽しみにしています。 （発売時期は未定です。とりあえず、暖かくなってからです） おかげさまで、振り飛車編も再重版（３刷）がかかりました。 通常、本は発売月が最も売れ、そこから下降線をたどるそうですが、 私の本は１０月よりもむしろその後の売れ行きが良いそうです。 おそらく、皆さんがたくさんのレビューを書いてくださったことが、 大きいのだと思います。 と言う訳で、 １０月にレビュー紹介した時に出ていなかったレビューを、 まとめてご紹介します。 相居飛車編の執筆時に

明日、２月１０日２０時より、 大和証券杯女流最強戦、上田女王ー清水女流六段の一戦が行なわれます。 その解説を私が担当致します。 大和証券杯ページはこちらです。 女流トップの熱戦の魅力を、分かりやすくお伝え致します。 私も今から楽しみです。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 順位戦も、いよいよ佳境です。 そこで、今回棋士会主催のイベントとして、 「順位戦ラス前解説会」を開催することになりました。 詳しくはこちらをご覧ください。 私は、２月５日（火）１９時からのＣ級１組を担当します。 当日の解説者は、 高見泰地四段 中村真梨花女流二段 です。 私以外はフレッシュな解説陣(笑) 特に、高見四段は誰もが認める将来有望な好青年です。 皆さんご存じの通り、順位戦はＡ級だけではありません。 今回解説するＣ級１組は、将来のトップ棋士が集う激戦区。 内容的には全くそん色のない戦いが期待できます。 直前の告知で恐縮ですが、お越し頂ければ嬉しいです。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 Ｃ２ 対佐々木勇四段 久々に千日手になった。 横歩取りから、お互いに角を打ち合い、こう着状態に。 後手番ながら、打開する手はあるかと思ったが、 意外と大変。千日手でもう一局指す覚悟を固めた。 指し直しは角換わり。 前例から離れた直後に緩手を指し、形勢不利になる。 そこから粘って少しずつ盛り返し、 最後はぎりぎり詰みを逃れて辛くも勝ち切った。 千日手指し直し局は、気力の勝負になる。 日付が変わったあたりから明らかに読みの精度が落ちていたが、 気力だけは振り絞って指した。 未来のトップ棋士と互角に戦えたことを、誇りに思う。

今年もあと数時間。早いものだなあ、と毎度のごとく感じます。 今年は、私にとって大きな変化の年でした。 結婚式、新居での新生活開始、そして出版。 いろいろと至らないこともありましたが、積み重ねてきた部分はあります。 来年も同じように、自分らしく活動していきたいと思います。 それでは皆様、良いお年を。

昨日のお通夜、そして今日の告別式と、 お集まり頂いた将棋ファンの皆様、関係者の皆様、 本当にありがとうございました。 一人の棋士として、厚く御礼を申し上げます。 …どう文章を続ければ良いものか、よく分かりません。 私自身としては、いつも書いている通り、 将棋界の中で、自分ができることを、一つずつやっていきたいと思います。 それが、一番望まれていたはずですから。

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。 竜王戦　対中村真女流二段 久々の対ノーマル四間飛車。 相手の重厚な攻めに、堅い穴熊と駒得の実利で対抗する。 夕食休憩のあたりはまるで自信がなかったが、 振り飛車側も実際にどう優位を確立するかは難しい。 その後、相手の鋭い攻めを凌ぎ、最後は駒の多さを武器になんとか逃げ切った。 （１月あたりに読売新聞に観戦記が載る予定です） 真梨花ちゃんは、彼女が小学生の時から知っている。 私が駒操作係として参加していた厚木の大盤解説会に、 おばあちゃんと一緒に来て、最前列にちょこんと座っていたのが印象に残っている。 控室でもよく会うし、 正直言って「この子と公式戦を指すんだ…」という感慨があった。 上から目線（先輩特権）で言うと、彼女は本当に強くなったと思う。 今回、序中盤は自信がなかったし、