明日から、大阪に行く。 両親に会いに。 母は半年ぶり。父は1ヵ月ぶりくらい。 わたしは、家族がどちらかと言えば苦手だった。 わたしは一人っ子。母親は専業主婦。 実家にいる頃は、母の過保護さに嫌気がさしていた。 「そこまでしてくれなくても、わたしは勝手に生きていけるのに」と生意気ながら思ってた。 父と母の夫婦関係も苦手だった。 なんてゆーか、全く実りのない喧嘩をするのだ。 父はひたすら母を責め、母はひたすら黙り込む。 どちらも自分を省みる気はない。 「相手が悪い」 どちらも、互いをゆび指して、そう言いきる。 「じゃあ、あなた自身はどうなのよ?」幼いながら反抗した想いをわたしは抱いてた。 月日は流れたものの、あまり夫婦の仲は変わってないように思う。 変わったのは、わたしの見方だ。 言葉にするとありきたりだが、彼らと離れて暮らすことで、私は両親のありがたみを知った。 母が、しっかり家事をこなして