不振の阪神・鳥谷敬がそれでも連続試合出場を続けている。1日のDeNA戦では、サイクル安打の可能性(といっても必要なのは三塁打だったが)を持つ上本博紀に代わり7回に二塁の守備に就いて記録を1919試合に継続したことで議論を招いた。 現在の彼の成績は打率.140、出塁率.200、長打率.259。正直なところ記録が掛かっていなければ今季ここまで全試合出場はあり得なかったろう。このままでは、金本知憲監督同様に「全試合に出場しながら規定打席未満」という不名誉な記録を樹立する可能性が高い。 良く言われることだが、連続試合出場は純粋な実力だけなく首脳陣の理解や意思も伴わなければ実現できない。言い換えれば、実力が少々欠如していてもある程度は可能だ。 本来、この記録が称賛されるのは、連続出場を勝ち取るほどの戦力的必然性と、屈強な身体、強靭な意思、その全てを長年にわたり維持していることの証明だからだ。逆に言う