「彼女が好きなものは」は、ゲイであることを隠しながら生活する高校生・安藤純と、BL好きの同級生・三浦紗枝の関係を描く青春映画。妻子あるマコトと付き合っている純は、ある日書店で紗枝がBLマンガを購入しているところを目撃する。そのことをきっかけに遊園地などで遊ぶようになり、仲を深めるうちに紗枝から告白された純。「自分も“普通”に女性と付き合い、“普通”の人生を歩めるのではないか?」と思った純は告白を受け入れる。 純役で映画初主演を果たす神尾。「この作品を観て、『自分らしさ』とは何か、『自分らしく生きること』とは何か。そういったことを考えるきっかけになってくれれば、嬉しく思います」とコメントした。また浅原は「『好きな相手が同性でもいいと思うよ』では片づかない複雑な内面を書いた物語は、多くの方の共感と好評を得て、映画化にまで至りました。その複雑さはこの映画にもしっかり残っていると思います」と述べて