newclassic.jp 2023 著作権. 不許複製 プライバシーポリシー
今年(2013年)4月、佐賀県武雄市でTSUTAYAの親会社により管理運営される公共図書館がオープンしたことは大きな話題を呼んだが、今、図書館のあり方は世界各地で見直されようとしている。例えばフランス国立図書館は、google booksの電子化攻勢に対抗しようと自前のデジタルアーカイブ「Gallica」を構築したほか、所蔵する画像資料の公開を目的として、facebookやpinterestなどといったソーシャルメディアを積極的に活用している。一方、わが国の国立国会図書館は、歴史的音源へオンライン上からアクセスできる特設サイトを公開し、東郷平八郎の演説などといった貴重な音声資料をアップロードした。さらに、今月17日武庫川女子大学の付属図書館がリニューアルオープンし、学生の意見を受けて談話や飲食が可能なスペースが設けられたことは大きな話題を呼んだ。 変わりつつある公共図書館のあり方を考える糸
図書館は変化している。多くの本を所蔵し、貸出業務をおこなうこれまでの伝統的な図書館としてだけではなく、デジタル化されたインフォメーションにもアクセスでき、まるでカフェのような居心地を提供する…。Google Booksなどを通じて図書館の役割が大きく変化する中、失われつつある地域コミュニティの中心的なハブとして新たな役割を担っている図書館もある。 そして、世界にはその美しい建物によって人々を魅了する図書館が数多くある。そうした図書館は、たんに美しいだけではなく、伝統や歴史を反映しており、失われつつ紙メディアの価値や、図書館が神聖な場所として担ってきた価値を思い出させてくれる。本誌は、世界中の図書館から伝統的で美しい建物を7箇所選んだ。 これらはニューヨークにあるアンドリュー・カーネギーらの大富豪によって設立された公共精神に溢れた図書館をのぞいて、ほとんどが修道院か大学だ。これらは、中世以来
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く