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ブックマーク / bookplus.nikkei.com (6)

  • 大川内直子 会社は「部族」? 文化人類学をビジネスに生かす

    近年、文化人類学の対象は、消費者や社会組織などへも広がり、ビジネスへの応用が進んでいる。文化人類学者の大川内直子さんは、文化人類学の手法を使った調査を手掛けるベンチャー企業を立ち上げた。大川内さんにインタビューする連載第1回は、大川内さんがメガバンクに就職をした後、ベンチャー企業のアイデアファンドを起業するまでを聞く。文化人類学によるエスノグラフィー(行動観察)は、人々の行動に密着して水面下のニーズや音をあぶり出す手法だ。 アフリカで暮らしたかった みなさんは文化人類学と聞くと、どんなイメージを持ちますか? アフリカなどの「未開の地」で実地調査を行う、不思議な学問と思われているかもしれません。 しかし、今やGoogle、インテル、ネスレなど多くのグローバル企業が文化人類学の手法をビジネスに取り入れ、成功を収めています。時には経済学やビッグデータ分析よりも頼りになることもあります。 まず、

    大川内直子 会社は「部族」? 文化人類学をビジネスに生かす
  • 家族でも「言ってはいけないフレーズ」がある 夫婦関係を考える3冊

    日経BOOKプラスに掲載されている記事、、著者を任意のキーワードで検索することができます。 ※ISBNも検索にご利用いただけます。ISBNとは出版物固有の13桁の番号で、裏表紙に記載されています。サイトでISBNを使って書籍を検索する際は、ハイフン(-)を省略し、13桁の数字のみを半角文字で入力してください。

    家族でも「言ってはいけないフレーズ」がある 夫婦関係を考える3冊
  • 「超人」ではなく「人間」孔明を描く、宮城谷昌光『諸葛亮』

    三国志マニア、研究者のニッポン放送アナウンサー・箱崎みどりさんによれば、三国志はラーメンみたいなものだという。味付けや素材の違いなどで膨大な数の関連作品が生まれているからだ。近年の三国志関連小説は、史書『三国志』を素材にしたものが多く、2023年10月に刊行された『諸葛亮』(宮城谷昌光著)もその一つだ。書は「スーパーマン」孔明ではなく、「人間」孔明に焦点を当て、丁寧にその生涯を描く。他方で、史料には出てこない人物に重要な役割を与えているのも魅力だ。 三国志はラーメンに似ている 私はよく言うのですが、三国志の多様性はラーメンに似ていると思います。 一口にラーメンといっても、麺もスープもさまざま。全国各地のご当地ラーメンをはじめ、昔ながらの味もあれば、斬新なものも次々と登場しています。だからどれだけべても飽きないし、次はどんなラーメンに出合えるだろうという楽しみもある。三国志の世界もそんな

    「超人」ではなく「人間」孔明を描く、宮城谷昌光『諸葛亮』
  • 実はガンダムのルーツだった!? イーロン・マスクが愛読するSF

    天才たちはどんなを読んでいるのか? テスラのイーロン・マスク、アマゾンのジェフ・ベゾス、マイクロソフトのビル・ゲイツ。世界一の富豪になったイノベーターたちは、実は猛烈な読書家です。書籍『 天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊 』の一部を抜粋し、加筆・再編集してお届けする連載の第3回ではテレビアニメ『機動戦士ガンダム』のルーツともされるマスクが読んだSF小説を紹介します。 SF好きとして知られるイーロン・マスクが愛読する小説がロバート・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』です。地球に支配されている月の植民地の住民たちが起こす反乱を描いた作品で、ストーリーは『機動戦士ガンダム』に似ている部分があります。同じハインラインの『宇宙の戦士』と2冊合わせて“ガンダムのルーツ”ともされています。 月は無慈悲な夜の女王のあらすじを簡単に紹介します。舞台は2075年、すでに人

    実はガンダムのルーツだった!? イーロン・マスクが愛読するSF
  • なぜ現代はモーツァルトやダ・ヴィンチを生み出せないのか

    ビジネスリーダーは、重大な選択を迫られた時、危機的な状況に陥った時、人生の岐路に立たされた時、決断を下すのに必要な「自分の軸」を鍛えておかねばなりません。それには人類の英知が詰まった「古典」が役に立ちます。このコラムでは古今の名著200冊の読み解き方を収録した新刊 『読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊』 の著者・堀内勉氏がゲストを迎え、「読むべき古典この1冊」を手掛かりに、「考える力の鍛え方」を探ります。第2回のゲストは独立研究者の山口周氏。「この1冊」は『大衆の反逆』。その後編です。 読むべき古典この1冊 『大衆の反逆』 スペインの哲学者、ホセ・オルテガ・イ・ガセット(1883~1955年)が著した、大衆社会論における代表的な1冊。20世紀になって圧倒的多数となった大衆が社会的権力を持つようになった。その際に、民主制が暴走する「超民主主義」の状況を

    なぜ現代はモーツァルトやダ・ヴィンチを生み出せないのか
  • 小泉悠 戦争のできない21世紀にロシアが始めた「古い」戦争

    「21世紀にはもう格的な戦争は起きないと思われていたのに、ロシア戦争を始めてしまいました」。東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠さんは、ロシア専門家であり、「軍事オタク」を自称する戦争研究者でもあります。その小泉さんに現代の戦争を理解するためのを挙げてもらいました。2冊目は『戦争の変遷』(マーチン・ファン・クレフェルト著)です。 <第1回「小泉悠 ウクライナの穀物が標的? 核と生物兵器の危機再び」から読む> そもそも戦争とは何か ロシアウクライナ侵攻を目の当たりにして、「この21世紀にこんな戦争ができるのか」と驚いた人も多いでしょう。米ソの冷戦時代以降、「核兵器が存在している以上、国家と国家が全力でぶつかり合う戦争はできないのでは」と思われていました。 ところが、今まさに我々が見ているのは、ロシアが核保有の超大国としての脅威を示しながら西側諸国を抑止し、戦争を行っている

    小泉悠 戦争のできない21世紀にロシアが始めた「古い」戦争
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