ジュリアン・ラージのインタビューが公開された。 バンジョーの話から始まって戦前のジャズにおけるギターの話をひたすらしているとても面白い記事なのでぜひ読んでほしい。 これまでに存在するジュリアン・ラージのインタビューの中でも最上位クラスのクオリティだろう。
![column is a diary:ジュリアン・ラージのインタビューと戦前のジャズ(4,200字)|柳樂光隆](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5b8cce9b8a8893a6572e70ee940b19a117d3d47b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F129307969%2Frectangle_large_type_2_27109f78affe3f92712d5c453ae50464.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)
毎年出している年間ベストの2023年版です。 Rolling Stone Japanの記事と合わせて読んでもらえると嬉しいです。 ◉50 Best Jazz Albums of 202301. Sullivan Fortner - Solo Game 02. Ambrose Akimusire - Owl Song 03. Cecil Mclorin Salvant - Melusine 04. Chief Adjuah - Bark Out Thunder Roar Out Lighting 05. Meshell Ndegeochello - The Omnichord Real Book 06. Ben Wendel - All One 07. Darcy James Argue's Secret Society - Dynamic Maximum Tension 08. Tysha
過去記事の転載です ロバート・グラスパー、ブラッド・メルドーら今をときめくジャズメンたちがこぞってカヴァーするレディオヘッドはもはや現代ジャズのスタンダードなのだ。そもそもトム・ヨークがマイルス・デイヴィス『ビッチェズ・ブリュー』やチャーリー・ミンガスについて言及していたミュージシャンなのは有名な話なわけだが、ジャズにおけるレディオヘッドはそんなトム・ヨークの言葉以上に大きな意味を持つ存在になっていた。テクノやヒップホップを当たり前のように聴いてる世代のジャズミュージシャンにとって、『OKコンピューター』以降のレディオヘッドのサウンドは、生演奏で再現すべき格好のターゲットとなった。 ヨーロッパからはe.s.t.が、アメリカではブラッド・メルドーがそれぞれ高次元のテクニックとプリペアドピアノなどを駆使して、レディオヘッドがエフェクトやポストプロダクションを駆使して作った音響に生演奏で迫ろうと
エチオピアン・ジャズ(=エチオ・ジャズ)のレジェンドのムラトゥ・アスタトゥケ(Mulatu Astatke)の存在はクラブシーンを中心に世界的に何度かの再評価がされていて、フジロックにも出演したり、その人気は日本にも波及していた。 近年はエマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルー(Emahoy Tsegue-Maryam Guebrou)、ハイル・メルギア(Hailu Mergia)、マームード・アーメッド(Mahmoud Ahmed)と言った名前も知名度上げつつある程度には徐々に認知が進んでいる。 そんなエチオピアン・ジャズに関して2010年の半ばから面白い動きがあった。LAのジャズ・シーンでエチオピアン・ジャズが演奏されていたのだ。これまでの再評価はあくまでもDJ的な関心のイメージが強かったこともあり、その再評価の中心はロンドンだったが、それとは別の文脈でLAのミュージシャンがエチオピアン・
ロバート・グラスパーと『Black Radio』シリーズは「ゲストの人選が変わってるよね?」ってずっとぼんやりとですが、思っていました。 コンセプトの面白さや演奏のすごさで新しいものっぽく聴いちゃうんですけど、ゲストは全然新しくないんです。ざっくり言うと”流行っている人を全く呼んでいない”。 2019年のミックステープ『Fuck Yo Feeling』にラプソディー、デンゼル・カリー、SiR、コーデ―、バディが入っていた時にはその並びで「珍しく割と新しいかも!?」と意外に思ったのも覚えています。 そんなことを考えながら、なんとなく眺めていたら、新しくなさにもいろいろあることが見えてきて、どうやら特定の時代やコミュニティに偏っているわけでもなさそうで、なんならけっこうばらけているんじゃないかとも気づきました。 そこでロバート・グラスパーが自身がプロデュースする作品の中で共演してきたアーティス
に掲載したベスト30をここにも転載しておきます。企画趣旨はこんな感じらしいです。 ショーロやサンバ、ボサノヴァなど、古くから素晴らしい音楽を生み出してきた音楽大国ですが、近年も新しいシーンや才能が次々と登場。その盛り上がりとこれまでの歴史をランキングというかたちで振り返ってみました。選者は41人。それぞれ1位から30位まで順位をつけていただいたものを編集部で集計し、ベスト100を選出しました。(ミュージック・マガジン 2019年5月号) 2020年代への視点ということだったので、 ①2010年代にジャンルを超えて影響を与えているもの ②これから更に再評価が進みそうなもの ③90年代以降のクラブ~カフェ経由でのブラジル音楽ブームの再検証 ④今の耳で聴いてもダサくないもの といったあたりを意識して考えてみました。 アントニオ・カルロス・ジョビン(とハダメス・ニャタリ)やジョアン・ジルベルトはも
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