3月、ウクライナを「G7最後の侍」が訪れた。岸田文雄日本首相は、キーウでゼレンシキー宇大統領と会談を行い、またブチャも訪れた。他方で同日、中国の習近平国家主席がモスクワに滞在し、犯罪者・侵略者のプーチンと握手をしたことから、そのキーウとモスクワの2つの会談の鮮やかな対比が、日本ウクライナ首脳会談の結果自体から人々の注意を少し逸らしてしまっていた。ただし、日本の首相が前回ウクライナを訪問したのは2015年であり、両国首脳が共同声明を発出したのは2011年ぶりであった。そこで、ウクルインフォルムは、松田邦紀駐ウクライナ日本国大使に、今回の訪問の重要性、会談結果のポイントや新しい支援、ウクライナ日本関係の展望について質問することにした。 聞き手:平野高志 写真:ヘンナジー・ミンチェンコ ブチャでの総理は、これまで見たことのない厳しい顔つきだった 日本の岸田総理がウクライナを訪問されました。松田大
![松田邦紀駐ウクライナ日本国特命全権大使](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d3252fffae9b64c0c290d9fed257bb2daef8361f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.ukrinform.com%2Fphotos%2F2023_04%2Fthumb_files%2F630_360_1682501086-636.jpg)