これまでの2回で、増減するデータを格納して検索するための方法を2つ紹介しました。1つはリスト構造(linked list)、もう1つは二分探索木(binary search tree)です。 この2つは、配列に対する線形探索(linear search)と二分探索(binary search)と同様の探索性能があることを示しました。アルゴリズム性能を表すオーダーOで表すと、それぞれO(n)とO(log2(n))です。 今回は、O(1)である方法を紹介します。今回もプログラムを使いながら見てみましょう。プログラムはこちら(http://www.thinkit.co.jp/images/article/159/3/15931.zip)からダウンロードできます(15931.zip/2 KB)。 アルゴリズム性能がO(1)であるとは、「いつでも一定の時間でアルゴリズムが停止する」ということです。探