非常に優れた1つの文書規格というものは、決して存在しないようである。 文書フォーマットをめぐる大きな論争に新たな展開が生じた。「OpenDocument Format(ODF)」推進派の一部が、同規格からWorld Wide Web Consortium(WC3)の「Compound Document Formats(CDF)」規格へと転向し始めたのである。 理由は、ODFファイルを「Microsoft Office」アプリケーションと共有する際に、技術的な制約が存在するからである。 OpenDocument Foundationを設立したGary Edwards氏は2006年、「OpenDocumentでは市場の要求を満たすことができない」と述べた。「そもそもOpenDocumentは、市場の要求を満たせるような設計になっていないのだ」(Edwards氏) Edwards氏は同僚らととも
![「市場の要求を満たせない」:ODF陣営の主要人物ら、Compound Document Formatsに転向](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cbce8eb3e1202776e40e775ec1f264f0e287de1c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.zdnet.com%2Fmedia%2Fz%2F2023%2Fzd_ogp.png)