放言モード、オン。社内の誰かこのおバカな社説を止められなかったのか。 当時、インターネット上の情報は急速に増えていた。多数の情報からどう役立つ情報を得るか。両氏は大学での研究をもとに、無料の検索サービスを始めた。 これが当たった。 それは最初のきっかけというだけ。そのきっかけは他にもあり、なぜグーグルが生き残ったかを問わないと意味がない。でも、その問いの大半は、幸運。 電子メール、ワープロなどの無料サービスもある。今も、多彩なサービスが拡大中だ。 「多彩なサービス」ではなくて……。 ただ、全面依存は要注意だ。 検索サービスも、中国のように検閲が厳しい国では、政府の方針に合わせて、情報が選別されている。規制がない国でも、グーグルの方針に沿わない情報は選別される、という指摘がある。 あくまで、私企業のサービスということを忘れてはならない。 依存するかどうかは個人の問題。グーグルの本質は検索サー