日本出身の研究者が青色LEDの発明でノーベル物理学賞を授与されたというニュースは久々に明るい話題で、私も他人事ながら嬉しくなってしまいました。 青色LEDの発明には民間企業も大きく関わっています。 一方で、発明者の一人である中村氏が所属していた企業を訴えたりと訴訟合戦になってしまったことは企業人として残念でなりません。 個人的な印象ですが、研究者によって特許を過大に考えるか、全く無関心か、両極端に別れると思います。 大企業で半ばノルマとして特許を申請していた研究者にとって、特許の価値がほとんど実感として感じられない人もいれば、大学などで、本来は特許として認められるかどうか、仮に認められてもそれが実効力を持つのか怪しいにも関わらず、数十万円から数百万円という費用を費やして特許を取得しようとする先生も居ます。 企業にとって特許の申請費用は一種の保険なのでそれほど過大ではありませんが、大学の一研