重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染者が増えている韓国では、政府が医療機関や自宅で隔離する対象者をおよそ1300人に増やすなど、これ以上感染が広がらないよう対策を強めています。 韓国の保健福祉省は3日、新たに5人の感染が確認されたと発表し、これで感染者は30人となり、このうち2人が死亡しています。 韓国政府は感染者に接触した人を最大で14日間隔離する対策を取っていますが、感染拡大の防止策を徹底するため、3日、隔離する対象者をこれまでより550人ほど多いおよそ1300人としたことを明らかにしました。 一方、パク・クネ(朴槿恵)大統領は3日午後、担当閣僚や専門家を集めて緊急の対策会議を開き、「多くの国民が不安を抱いている。これ以上感染が拡散しないよう、万全を期さなけらばならない」と述べました。 そのうえで、パク大統領は感染が広がった原因や経路を詳しく分析したうえで感染防止対