ものづくりで発展を遂げてきた日本は、優れた技術の蓄積が「資源」だ。ところが現在認められている特許146万件のうち、利用されていない特許は71万件もある。特許庁調整課の澤井氏はこう語る。 「使われていない特許の中には、他の会社や業種なら使える場合がある。いろいろな形で技術をマッチングさせていく試みが大事」 2015年1月20日放送の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)は、そんな「埋もれた宝」に光を当てて生かしていこうとする取り組みを追っていた。 キーボード用に開発された抗菌技術を布地に応用 情報通信機器大手の富士通が持つ10万件の特許の中には、製品化に結びつかなかったものも数多くあるうえ、特許維持にかかる費用は年間数十億円にものぼり負担となっていた。 そんな特許技術の利用を促すために、知的財産権本部の吾妻勝浩氏(53歳)は各部門にヒアリングを行っていた。道路交通情報システムの開発に携わってきた経
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