コンパイルという十字架,蟄居の気持ちから再起して「にょきにょき」へ。コンパイル○社長・仁井谷正充氏インタビュー ライター:箭本進一 「にょきにょき たびだち編」 1980〜1990年代に,個性的なソフトで存在感を発揮し,惜しまれながら倒産したコンパイル。シンプルかつ奥深い内容で大ヒットとなった落ちものパズル「ぷよぷよ」,可愛らしいキャラクターが活躍するRPG「魔導物語」,そしてユニークなミニゲーム集を月刊ペースで発売した「ディスクステーション」など,その功績は枚挙に暇がない。 その創業者であり,社長を務めた仁井谷正充氏は,2016年4月に長い沈黙を経て新会社コンパイル○を設立。2016年内にニンテンドー3DS用の新作落ちものパズル「にょきにょき たびだち編」(以下,「にょきにょき」)でゲーム業界に復帰する。 「にょきにょき」は不思議な「にょき」をフィールドに落とし,同じ色をつなげたあと,「