3日に行われる「公開憲法フォーラム」を前に記者会見する民間憲法臨調の櫻井よしこ代表 =2日午前、東京都千代田区(瀧誠四郎撮影) 憲法改正を目指す「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会」(民間憲法臨調)の櫻井よしこ代表らは2日、国会内で記者会見し、衆参両院の憲法審査会で速やかに具体的な憲法改正案の検討を開始するよう求める緊急提言を発表した。 提言は、大規模自然災害など非常事態を想定していない現行憲法を改正し、「いかなる国難に際しても、国の主権・独立、国民の生命・自由・財産を保全しうる強固な法治国家の体制を構築することが必要である」と訴えた。 自民党、みんなの党、たちあがれ日本がサンフランシスコ講和条約発効60周年となる4月28日までに改正草案などを発表したことにも触れ、「これを機に、与党はじめ諸政党はもちろん、国民各層においても、憲法改正の具体的な方向と、あるべき『国のすがた』について活発な