(CNN) オーストラリアに生息するカモが、人間の話声をまねて、「お前はとんでもない馬鹿だ」と話す様子が録音されていたことが、6日付の英国王立協会紀要(生命科学版)で明らかになった。カモ類が人間の声をまねした例が録音されるのは初めてだという。 写真特集:今年の「コメディー野生動物写真賞」、最終候補を見る 求愛を誇示する行動中にこのフレーズを口にしたのは、リッパーと名付けられたニオイガモの飼育された雄の個体。研究者らによれば、リッパーは飼育係の言葉を覚えた可能性があるという。 論文は、「このニオイガモは、思いもよらない素晴らしい音声の習得能力を示した」と評し、さらにリッパーがどうやってドアの開閉音をまねしたかについて詳細に説明している。 論文の執筆者であり、オランダ・ライデン大学のライデン生物学研究所で動物の行動を研究するカレル・テン・ケイト教授は7日、CNNの取材に対して、飼育下で育てられ