鳥居ギロリ、散策者ドキリ 住民らがごみ投棄対策 埼玉2009年3月17日16時0分 印刷 ソーシャルブックマーク 不法投棄を阻むため、赤鳥居の「目玉」が道ばたでにらみを利かせる=さいたま市緑区 市民フォーラムがつけた愛称は「鳥目ちゃん」。不法投棄に目を光らせる=さいたま市緑区 製作した本間正博さん(左)ら見沼市民フォーラムのメンバー=さいたま市緑区 大きな一つ目のついた赤鳥居が埼玉県南部の大規模緑地「見沼田んぼ」周辺でにらみを利かせ、散策者をドキリとさせている。実はこれ、ごみの不法投棄防止用だ。人の心理を突く鳥居型が「進化」した珍作だが、実際、ごみの被害も激減しているという。 さいたま市緑区の田園地帯。狭い道ばたに、高さ約1メートルの鳥居のミニチュアが立つ。2本の柱の真ん中で黒い目がギョロリ。同じ物が周辺に50〜60基点在している。そばに説明書きはなく、道行く人の間では「何かのまじない?」