10月18日(土)フジテレビ系「世にも奇妙な物語’14秋の特別編」の枠内で、藤子・F・不二雄先生のマンガが原作のドラマ『未来ドロボウ』が放送されました。F先生の原作のアイデアを活かしながら、力のこもった演技とダイレクトに心に迫るアレンジで最後まで見入りました。おもしろかったです。 原作の基本的なテーマからぶれていないのがまずよかった。ぶれないうえで、ドラマなりの演出や設定の変更を行なっているので悪い気はしません。主人公の少年が中学生から大学生に変更され、それによって具体的なエピソードにも変化が生じたわけですが、そういう変更が仇(あだ)になっていません。 就職が決まらず日々に不満を持つ大学生・白井直輝を神木隆之介くんが、莫大な財産を築いたけれど老齢で病気を患う大脳生理学者・大葉國正を吉田鋼太郎さんが演じました。両者が人格を交換するのがこの作品のSF(すこしふしぎ)成分ですが、人格交換する前と