ブックマーク / takuyaonline.hateblo.jp (17)

  • サザンオールスターズ「東京VICTORY」雑感 - TAKUYAONLINE

    サザンオールスターズの「東京VICTORY」っていう曲を最初に聴いたとき、すごく驚いて、いくらなんでも滅茶苦茶だろうと思った。 時を駆けるよ Time goes round 変わりゆく My hometown 彗星(ほし)が流れるように 夢の未来へ Space goes round 友よ Forever young みんな頑張って それ行け Get the chance!! どこに驚いたかというと、日語と英語を織り交ぜた軽快な展開の中に突如ぶちこまれる「みんな頑張って」というフレーズ。普通はありえないでしょう。「みんな」っていう不特定多数に向けたメッセージの内容が、よりにもよって「頑張って」とは。どういうことなの。凡庸すぎるし大ざっぱすぎる。そんなの何も言ってないに等しいじゃないか。 そもそも日語のロック音楽の歌詞で「がんばろう」とか「がんばれ」っていうメッセージを伝えるのは相当に難し

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    lonelyman 2015/01/05
  • ねこと暮らしていた - TAKUYAONLINE

    ねこと一緒に暮らしていた。1990年代の半ばから数年間だから、もうずいぶん前のことだけど。 名前はにゃりん太。「忍者ハットリくん」に出てくる影千代(忍者)が「にゃりーん!」て言うのがイカしてたから、そこから名前を拝借しました。その前はトトロって呼ばれていたらしかった。 トトロって呼んでたのは当時近所に住んでた人たちで。トトロは地域のボスで、うちに来る少し前からいろんな人にかわいがられてたみたい。真っ白で顔と背中に茶色のブチがある、とてもきれいなねこ。 でもある日にゃりん太はうちにやってきた。通りに面したアパートの外階段を上がったところの2階にある、うちの玄関の前になぜかちょこんと座ってた。「いやいや、うちでは飼えないんだよ」って伝えてみたけど、にゃりん太はずっと玄関の前にいて、しょうがなくドアを開けたらそのまま物怖じもせずに家に入ってきて一言「みゃー」って鳴いた。その頃はまだ半野良のや

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    lonelyman 2013/06/04
  • いきものがかり「風が吹いている」について - TAKUYAONLINE

    いきものがかりの「風が吹いている」がすごいのは、やっぱり最後の「La La La…」っていうコーラスのところだと思う。あれを入れるのは相当な勇気がいるでしょ。作り手が「これは壮大なスケールの曲ですよ」ってことを自ら宣言してるわけだから。普通だったら気恥ずかしくてそんなことできないし、さりげなく作った小品ですって言ってたほうがどんだけラクか。 でも今のいきものがかりの3人にはそれを引き受ける覚悟と勇気があって、国民的な名曲を作ろうっていう馬鹿みたいな目標を掲げて、当にあの名曲を作ってしまった。実際、曲自体もあの壮大なコーラスに耐えるだけの強度を持ってて、紅白歌合戦のクライマックスで歌われて、老若男女を感動させてるっていう事実。それをあの、どっから見ても普通の姉ちゃんと兄ちゃんたちが成し遂げてるっていう奇跡。ほんとにすごいと思う。

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    lonelyman 2013/01/01
  • あらかじめ決められたアンコール - TAKUYAONLINE

    あらかじめ予定されてるアンコールってやっぱどうにもなじめない。ライブに行くたび、実は毎回思ってる。 「以上をもちまして日のコンサートはすべて終了いたしました」的なアナウンスが流れて、それでもなお観客がアンコールを求めて、拍手と歓声が鳴り止まなくて、そうやって求められた演者がステージに戻ってきて予定外の曲を演奏するっていう、そんなアンコールが当のアンコールじゃないすか。 だから、最初からやることが確定してて、セットリストにがっちり組み込まれてるアンコールはやっぱり違和感がある。演出の都合とかって話ももちろんわかるし、それが今どき普通のことだっていうのもわかるけど。それでも予定調和のアンコールを目の当たりにするとやっぱりいつももやっとした気持ちになるんだよなー。ちょっとだけしらけてしまうっていうか。 だってアンコールやるって最初から決まってるなら、編ラストで「次で最後の曲です」って言った

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    lonelyman 2012/07/11
  • 石鹸生活 - TAKUYAONLINE

    たまにはちょっと生活感のある話もしてみたいと思うんです。シャンプーと枕は不要かもしんないですよ、という話。 まずシャンプーについてですけど、自分はここ15年くらいシャンプーを買ったことがなくて。じゃあどうしてるかというと、石鹸ひとつで頭も身体も全部洗ってる。これめっちゃオススメです。 自分はシャボン玉石けんというやつを使ってるけど、化学添加物が入ってない純粋な石鹸ならなんでもいいと思う。この石鹸オンリースタイルの何がいいかっていうと、シャンプーもリンスもトリートメントもボディソープもフェイスウォッシュも、男の人ならシェービングクリームも、そういうの全部いらなくなるっていうことなんです。 「ボディソープなくなりそうだし詰め替え用の安いの見つけたら買っておかなきゃ」とか「シャンプーとリンス違うのに代えたいけどリンスがまだなくならないんだよな」とか、そういう些末な悩みから完全に解放される。風呂場

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    lonelyman 2012/07/10
  • JOYとじょいふる - TAKUYAONLINE

    YUKIの曲で何が好きかって訊かれたら、そりゃあ「WAGON」も「ワンダーライン」も「ランデヴー」も「2人のストーリー」も「大人になって」も最高だけど、でもやっぱり「JOY」なのかもしれないなっていつも思う。 「JOY」っていう曲はどんな曲か。おれはあの曲は「死」について歌った曲だと思う。「JOY」を聴くたびに濃厚な死の匂いが自分の身体にじっとりとまとわりついてくる感じがいつもする。 四つ打ちっていうのは死のビートだと思う。永遠に繰り返されるキックは、おれの身体を杭のように打ち付けて、打ち付けて、その場から動けなくさせる。それに抗うように必死で身体を弾けさせて、それが結果的にダンスみたいなものになる。 「いつか動かなくなる時まで遊んでね」なんて歌われて、「そうか、自分にはそれしかできないんだ」ってやっと気付いたりして。死ぬまでワクワクしたくて、死ぬまでドキドキしたくて、でも結局いつか動かな

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    lonelyman 2012/07/02
  • 宗教っぽい顔 - TAKUYAONLINE

    こないだブルーハーツの昔のビデオを観ていた。そして気づいたのは、ベースの河ちゃんの顔がバンド後期になるにつれどんどん宗教くさくなっていくね、ということでした。初期はまあ凡庸だけど普通の顔してる。それが解散間際には、あの熱心な信仰を持っている人特有の、顔に1枚膜をかけたような顔になる。切ないことです。信仰を持つことはもちろんぜんぜん悪くないけど、あんな最高のバンドにいるんだからロックンロール一択でいいじゃんかって思った。 ちなみにブルーハーツで一番好きな曲は「月の爆撃機」です。あの曲をでかい音で聴くたびに孤独というものに正面から向き合うことになる。

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    lonelyman 2012/06/20
  • ミュージックマシーン10周年 - TAKUYAONLINE

    今の若い人は知らないと思うし、知らなくてもまったく困らないけど、今からちょっと昔にミュージックマシーンっていうサイトがあってのう……。 ミュージックマシーン跡地 http://www.musicmachine.jp/ このミュージックマシーンっていうのはおれが個人でやってた音楽ニュースサイトで、WEB上のいろんなニュースを集めてちょっとしたコメントをつけて並べとくっていう簡単なもんで。でも自分で初めてちゃんと作ったサイトだし、これでネット社交界(?)にデビューしたので、今でも思い出深いものだったりする。で、これが今日2011年10月18日で開設10周年を迎えたっていうね。終盤は更新も滞りがちで、実質6〜7年しかやってないけど、今でも「マシーン好きでした」って言ってくれる人がいるのは、ほんとありがたいことです。 サイトの運営ポリシーについては2年前にブログに書いた「解題・ミュージックマシーン

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    lonelyman 2011/10/18
  • 編集者として考える表記の問題(わりとどうでもいい) - TAKUYAONLINE

    もともと英語だったカタカナにナカグロつけるのイヤなんだよなー。だってつけはじめるとキリがないでしょ。「セルフカバー・アルバム」って書いてる人は、なぜ自分が「セルフ・カバー・アルバム」って書かないのか、ってことについてどう考えてるのかな、とか思う。 あと「ヴ」もなるべく使いたくない。「ライブ」のこと「ライヴ」って書く人は、「テレビ」のことも「テレヴィ」って書かないとおかしいでしょ、とかは思いますよね。 ぜんぜん関係ないけど、国鉄がJRになったときに、「じぇ」っていう音はもともと日語にない音なのに、それを年寄りにも言わせるのかーって思って、ちょっと憤ったりしたことある。

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    lonelyman 2011/08/07
  • ヒロトが「日曜日よりの使者」を歌った - TAKUYAONLINE

    今日は新代田FEVERでBO GUMBO3(ボガンボスリー)のライブを観てきた。BO GUMBO3はBO GUMBOSのどんと以外のメンバーがやってるスリーピースバンドです。 ライブではBO GUMBOSの名曲を次々と演奏。Dr.TOSH?とDr.kyOnがボーカルを担当してだいたいの曲を歌っていくんだけど、これがハートウォーミングないいステージで。そしてライブ終盤で予告通りに甲ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)がゲストとして登場。ブルースハープを吹きまくって「夜のドライブ」を振り絞るように歌い出す。すごくかっこいい。その他「アナーキー・イン・ザ・バイユー」(Anarchy in the U.K.の日語詞カバー)とか。そんな感じで何曲かやって、その後で事件は起こった。いや、大げさじゃなくて。 ギターを持ったヒロトが「BO GUMBO3からリクエストされて。(この曲をやると)盛り上がるんだそう

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    lonelyman 2010/01/22
  • ナタリーの記事がパクられてる件について - TAKUYAONLINE

    たまにはナタリー編集長の立場で書いてみるけど。ここんとこナタリーの記事がいろんな企業ニュースサイトにパクられててどうかと思う。ちょっとおまえらラクしすぎなんじゃねーの?と感じている。 ニュースのネタがかぶるのは別にいいんだよ。基的にレコード会社や事務所は各媒体に一斉にプレスリリースを撒くから、それをもとに記事を書くことはけっこうあって。だから各媒体が同じ日に同じネタを扱ったりするのは当然なんだけど。でもなんか最近そういうレベルじゃないんだよなー。 ナタリーはプレスリリース来ないようなネタも拾いたいからオフィシャルサイト毎日巡回したり、あといろんなとこにアンテナ張って細かく情報収集してるのね。そんでやっぱりわかりやすく伝えたいと思うから、資料読んで、間に合えば音も聴いて、電話で担当者に取材したりもするんです。でも、その結果出てきた独自の表現が、半日後に判で押したように他のサイトの記事に使わ

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    lonelyman 2009/08/13
  • 日本にはウルフルズが必要 - TAKUYAONLINE

    ウルフルズが活動休止するって聞いたとき、あんまり驚きはしなかった。ここ数年の活動を見てれば、まあしょうがないかって感じはあったしね。でも昨日の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」でウルフルズのライブを見て、やっぱりいいバンドだなあと思ってもったいない気持ちになってしまった。ものすごくソウルフルだった。 おれがウルフルズを聴き始めたのは17年前。深夜のテレビで流れてた「やぶれかぶれ」のPVを観て、すぐに1stアルバムの「爆発オンパレード」を買いに行って、それからずっと聴き続けている。一番好きなアルバムは2006年の10thアルバム「YOU」です。 ウルフルズの何がすごいって、彼らはライブハウスでも野外フェスでもお茶の間のテレビショーでもどこでも同じにカッコいいんだよね。クールでとがっててカッコいいバンドはたくさんいるけど、こんだけ熱くてやさしくて、しかもダサくないバンドなんてそん

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    lonelyman 2009/08/04
  • 解題・ミュージックマシーン(1) - TAKUYAONLINE

    ぼくはミュージックマシーンという音楽ニュースサイトを2001年から2008年まで約7年間運営していた。ウェブ上に散らばる音楽ニュースをクリップして短いコメントをつけて紹介するというスタイルは、当時流行っていた個人ニュースサイトと呼ばれるジャンルをなぞったものだったけど、でもこれを国内の音楽に特化した形で突き詰めたサイトは他にほとんどなかったので、音楽好きの人にはわりと重宝がられていたと思う。毎日1人で更新し続けて、アクセス数は50万/月くらい。楽しかったです。 で、サイト終了からちょうど1年経ったので、ミュージックマシーンの思い出とかその他いろいろ、当時考えてたことをいくつか書いておきたい。たぶんこれ何回かの連載エントリになるはず。ミュージックマシーンのことを知らない人にはごめんなさい。 まずぼくがミュージックマシーンを始めるときにコンセプトとして決めていたことが2つだけあって。2001年

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    lonelyman 2009/05/28
  • 愛し合ってるかい - TAKUYAONLINE

    「愛し合ってるかい」といえば、もちろん忌野清志郎の有名な台詞で。あまりにもキャッチーな言葉だから、キヨシローのライブを見たことない人は、もしかすると脳天気な煽り文句みたいに思ってるかもしれない。でもちょっと違うんだ。違うよね。キヨシローを好きな人ならステージで繰り返されてきたこんな光景を知ってるはず。 ライブがその日一番の濃厚な瞬間を迎えるとき、甘いオルガンの音がバックに流れる中、キヨシローは「みんなに聞きたいことがあるんだ」って静かに話し始める。 「21世紀になったのに、今も世界では戦争や紛争が続いている。ミサイルが飛んでテロが起きて、飢えた子供達が死んでいってる」 「どうしていつまでも世界は平和にならないんだろう」 「だから今日、こんなゴキゲンな夜に、ここに集まってくれたみんなに聞きたいことがあるんだ。OK? みんなに聞きたいことがあるんだ」 「愛し合ってるかい?」 「愛し合ってるかい

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    lonelyman 2009/05/05
  • まさかいきものがかりを好きになるとは思わなかった - TAKUYAONLINE

    今、いきものがかりに夢中なんです。自分でもすごく意外なんだけど。 正直ぜんぜん好きじゃなくて、どっちかというと嫌いだったんだよね。デビューしたくらいの時期に街で流れてるのをたまたま聴いて、ん?これアニソン?なんかイヤな感じの音楽だな、と思っていました。なんかベタッとしていてダサいのにそれを隠そうとしてかっこつけてる感じ。子供だましの音楽で、自分には関係のないものだと思っていた。 その印象が変わったのは実はぜんぜん最近で、この夏に出た「ブルーバード」ていうシングルをちゃんと聴いたときから。「これぞアニソン!」て感じのどキャッチーな曲で、実際「NARUTO」の主題歌なんだけど、これがなぜだか気になってしまって。「あれ、これかっこいい……かも?」みたいな。 んで、その頃たまたまいきものがかりのインタビューの現場に同席する機会があって、そこで相当興味を持った。「洋楽とかあんまり知らないんです」「好

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    lonelyman 2008/12/07
  • 小室哲哉と 恋しさと せつなさと 心強さと - TAKUYAONLINE

    逮捕のニュースを聞いてからずっと考えてるんだけど、やっぱおれTKすごく好きだわ。 いい曲いっぱいあるよね。 「小室哲哉? 大衆向けの安っぽい音楽でしょ」とか言ってるセンスいい人たちは一生センスよくボサノヴァとか聴いてればいいじゃない。おれは間違いなく安っぽくてダサい一般大衆の1人だし、TKの作るメロディラインがもう身体の芯にしみついてるから、そのことに目を背けてオシャレなふりなんてできないのだ。 TKがプロデューサーとしてヒット曲を連発していた90年代半ば、自分は特にTKのファンというわけじゃなかった。わざわざCDを買ったりすることもなかった。ただテレビの歌番組やコンビニの店先や、街中の至るところで流れていたその音楽を何度も何度も耳にして、「消費型の音楽」なんて言われていたその曲たちを文字通り“消費”していただけだった。でもそうやって自分の中を通り過ぎた大量の楽曲は、まるで澱のように自分の

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    lonelyman 2008/11/10
  • 俺とサザン(改) - TAKUYAONLINE

    サザンオールスターズのライブに行ってきたよ。 サザンは今年30周年で、今日は日産スタジアム4DAYSのファイナル。実はおれはサザンが大好きで、デビューのときからずっと聴いてて、ベストテンにジョギパン姿で初出演したときから、サザンの音楽はいつでもおれのそばにあった。 当時は小学生だったけど、新曲出るのが楽しみで楽しみで(「いとしのエリー」が3rdシングルとしてリリースされたときはその名曲っぷりに震えた!)、はじめて「アルバム」というものを聴いたのは姉ちゃんが持ってた「10ナンバーズ・からっと」で、子供時代のおれはそのカセットテープをひたすら繰り返して聴いてたんだった。自分の音楽的なルーツがあるとすれば、それは姉ちゃんに借りたサザン(と佐野元春)になるんだと思う。 今日のライブも当に最高だった。胸いっぱい。 オープニングは「YOU」「ミス・ブランニューデイ」「LOVE AFFAIR〜秘密のデ

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    lonelyman 2008/08/25
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