<iPhoneの現状> 日本でiPhoneが発売されて早くも2年目に突入した。昨年のiPhone 3Gからカタチを変えることなく登場したiPhone 3GSの売れ行きは凄まじいもので、在庫不足が続いている。販売台数は契約上公開されていないものの、ソフトバンクモバイルの孫正義社長が「端末の納品を確保できれば、契約の純増数を伸ばせたはずだ」と語っているほどだ。 1年をかけて、ようやく日本でもiPhoneが浸透してきた。街を歩いていても、男女問わず、iPhoneを片手に持っている人が増えた。これは一見、iPodが広まったときの現象に似ている。だが、iPodとiPhoneは決定的に運命を分かつことになる。それはなぜか。iPhoneが契約を要する電話であることに他ならない。したがって、iPodを皆が持っているように、iPhoneを皆が持つようにはならない。当たり前だが、携帯電話契約がiPhone導入