岐阜県八百津町が「世界の記憶」(世界記憶遺産)への登録を申請した「杉原リスト」に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が下した結論は、不登録だった。同町の金子政則町長は31日、「残念としか言えない」と無念さをにじませながら「これからも杉原さんの人道精神を伝えていくスタンスは変わらない」と強調した。同町内には杉原千畝がユダヤ人難民のために発給した、いわゆる「命のビザ」が記されたパスポートの複製などを展
奈良県大和高田市に住む50代の男性の戸籍名が正式な手続きをせずに、無断で同市の職員に変更されていたことがわかった。市は問題があったことを認め、チェック体制の徹底を図るとしている。 男性は9月、住民票などを取得するために同市役所を訪れ、名字の一文字が俗字になっていることに気付いた。窓口で問い合わせると、正字から俗字に訂正されていたことがわかった。その場で元の字に戻す手続きを取った。 市企画広報課や市民課によると、この訂正をしたときの書類が残っていた。2010年1月に当時の担当係長が戸籍訂正の起案をし、参事や課長の決裁を経て処理されていたことがわかった。戸籍名の訂正は本人の申し出が必要だが、申し出に必要な書類はなかった。 市は当時の係長に聞き取りをするなど経緯を調べているが、係長は「明確な記憶がない」と話しているという。決裁をした参事や課長はすでに退職している。同様のケースは現在のところ、他に
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