不動産の再生事業を手掛ける「いちご」。同社は2019年、アニメ制作に参入した。現在は「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」などの監督として著名な押井守氏と手を組み、アニメ作品「ぶらどらぶ」を製作中だ。本作品はいちごによる100%出資で、「億単位の投資を行っている」(いちごアニメーションの中西穣社長)。 不動産とアニメ。一見何の関連もないように思えるが、同社は自社ビルの入居テナントにグッズを売ってもらうといった、不動産事業とアニメ事業の連携も構想している。「不動産オーナーがアニメを作ればテナントがその権利を使えるようになる。アニメを通じて、テナントにビジネスの機会を提供することができる」(同)。 新型コロナウイルス拡大に伴う外出自粛の影響もあり、アニメに対する注目が再び高まっている。4月、テレビ朝日が深夜のアニメ枠を新設、日本BS放送もアニメ枠を増やした。動画配信大手のアメリカ