米ヤフーは2008年4月24日(米国時間)、米国サンフランシスコで開催中の「Web 2.0 Expo」で「Y!OS」と呼ぶ新たなプラットフォーム戦略を発表した。OSとはオープン戦略(Open Strategy)の略。ポイントはヤフーのさまざまなサービスを開発者に公開して、対応アプリケーションの充実や利用者の増加、それによる広告収入増を図ることだ。Y!OSという名称には同時に、ヤフー自身をプラットフォームとして広く利用してもらい、インターネット時代のOS(オペレーティング・システム)になりたいという狙いも込められている。 「ヤフーのオープン化戦略は単にフロントページの自由度を高めるだけにとどまらない。ヤフーのサービス全体を再接続してアプリケーション開発のプラットフォームとして公開するとともに、利用者が集う場としてヤフー自身をより『ソーシャル』な存在にする」。同社のアリ・バローCTO(最高技術