我が国の「生産性」を先進諸国と比較してみた場合、製造業ではナンバーワンと言われる一方で、ホワイトカラー全般のそれは見劣りしており、多額のIT投資にもかかわらず生産性の向上には結び付いていません。これは企業にとって積年の課題となってきました。こうした状況のなかでも、業務を可視化し継続的に改善活動を進める「ビジネスプロセスマネジメント(BPM)」は、この課題解決に向けた手法として大きな期待を集め、すでに成果をあげている企業も現れてきました。その成功要因は、社内の誰よりもまず企業経営者自身によるこのアプローチに対する理解と課題解決への強い決意にあります。