デジタル出版物(EPUB、PDF)をワンソースマルチユースで制作するワークフローについて考えて見ます。 先日Facebookで(https://www.facebook.com/kotaro.soryu/posts/580833075321422)で大変参考になる議論がありました。次に、Facebookの意見を参考にしながらもう少し考えてみました。 「ワンソースマルチユースの進化が遅い」(高木さん)というコメントがありました。確かに、そのとおりと思います。ワークフローを実際に動かすには関係者の学習が必要であり、また、システム化するとシステム構築のコストがかかるため、なかなか簡単には切り替えることができません。WYSIWYGがかなり急速に普及したのと比べると、ワンソースマルチユースの進化が遅いのは、システムコストの側面と、利用者の慣れ・学習の側面があるように思います。 「学習コストは別として
縦組みで、章・節・項番号、図表番号、箇条書き番号などに、アラビア数字とラテンアルファベット(英数字)を使う時、章・節・項番号の区切り文字に何を使うかは悩ましい。 中点・半角中点を使うのが無難だが、全角(em)ダッシュ・半角(en)ダッシュを使う時も多い。章・節・項などの番号が漢字なら良いのだが、アラビア数字を使うと、アラビア数字の形と区切り文字の位置・形の関係でなんとなくバランスが悪く感じる。 番号付箇条書きで番号の後ろに区切り文字を付けるときはさらに悩ましい、と日ごろ思っていた。ところが、昨日次のような使い方を見つけた。 次の写真は『新版 大学生のためのレポート・論文術』(小笠原 喜康、講談社現代新書、2009年11月20日発行)の目次である。 図1 目次 縦組みの本で章・節・項番号をこのような区切り方をしている本は珍しい。 本書を読むと、章・節・項の区切り方について次のような説明がある
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