前回は、大人たちが近ごろの若者について見えにくくなってしまった、1つ目の理由である、「若者の人間関係の劇的な変化」について説明しました。 今回は、この若者たちの人間関係の変化が、彼らの消費に及ぼしている影響を取り上げます。 先日、私の若者調査を手伝ってくれている早稲田大学の2人の男子学生を連れ、群馬県に行きました。東京の若者と群馬の若者を比較するために、東京の若者を連れ、街頭で声かけ調査を行ったのです。群馬で若者が集まる場所と言えば、まずは高崎駅。駅周辺を中心に声かけ調査を行い、10~20代の若者数人から話を聞きました。 この高崎の調査ではたくさんの面白いエピソードや発見がありました。その詳細については次の機会に譲りますが、今回は彼らと飲んだ夜のエピソードを紹介したいと思います。 日本酒2杯で、酒に“かなり”強い大学生男子がたちまち酩酊 初日の夜、私と早稲田大学の男子学生2人は、調査も兼ね