太陽光発電所を開発・運営するエコスマイル(名古屋市)とサカキ栽培を手掛ける彩の榊(東京都青梅市)は10月10日、三重県津市安濃町で、低圧事業用のソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)の竣工式を開催した。 同発電所は、固定価格買取制度(FIT)により今年9月に認定を取得し、買取価格12円/kWhで発電電力の全量を売電する。2020年度からの制度変更で、連系出力50kW未満の低圧事業用太陽光は、自家消費率30%以上の余剰売電に限定されたが、10年の一時転用を認められた営農型については、系統停電時の自立運転機能を条件に全量売電が認められた。今回、津市で稼働した発電所は、この規定を利用したものになる(図1)。