攻撃を受けて崩壊した米ニューヨークの世界貿易センタービル(2001年9月11日撮影、資料写真)。(c)DOUG KANTER / AFP 【9月13日 AFP】米司法省は12日、2001年9月11日の米同時多発攻撃を実行した国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーらとつながりがあったとされるサウジアラビア当局者1人の氏名を公表する方針を示した。 米連邦捜査局(FBI)と司法省は、同時多発攻撃の犠牲者の遺族からの長年の要求に応え、「この件の特殊な状況を踏まえて」サウジ当局者の氏名の機密扱いを解除することを決定した。 サウジ政府はアルカイダとの関与を繰り返し否定しており、アルカイダとつながっていたとされる同国当局者の名前が公表されれば、莫大(ばくだい)な賠償金請求に直面することになる。 氏名が公表される予定の人物は、同時多発攻撃に関するFBIの報告書に記されているサウジ当局者3人の