書こうとしてめんどくさくなって投げ出しかけたけどちょこっと ある程度歳をとって（具体的には２０歳超えて）オタクであり続けるのは基本的には無理である。なぜなら、たいていのアニメ（マンガ、ゲーム、小説、プロレス、映画、なんでもいいが）はクズだからだ。スタージョンの法則でも言うではないか、「…しかし、すべてのものの９０％はクズなのだ」と。２０歳こえればそんなことにはイヤでも気が付くはずだ。早いやつは中学、高校くらいでそんなことには気が付いているはずである。 歳をとってそれでもなおオタクであり続けている人は、ゆえに ・よいところ探しに長けている または ・あら探し、欠点の指摘することにエネルギーを費やす のどちらかである。 前者はあらゆる物事の専門家について言えることで、素人からすれば退屈きわまりないことについていろんなロジックをアクロバティックに展開することによって称賛する技術にた

ネットで多く見られる意見はマスコミの論調に批判的なものが多い。特にそれは２ｃｈに顕著だ。たとえば朝日新聞が中国や韓国に親和的な意見を流すと２ｃｈで「さすがアカヒ新聞」などと揶揄される、といった具合。 これ、ネットの意見は右に寄りがちだという言い方もできるのだが、ある傾向の意見ばかり流しているメディアに対して、それに対するカウンターメディアは別の意見を表明しがちになる、ということでもある。 たとえば、２ｃｈのスレッドのログを転載しているブログがいくつかある。数ヶ月前にその手のブログがアフィリエイトで大もうけしているのなんのということでバタバタと潰れたが、まだ多数が残存している。 それら２ｃｈ系ブログでは、オリジナルのニュースを転載した上で、さらに２ｃｈユーザの反応も一緒に読むことができる。たとえばＪＡＳＲＡＣと契約しなかったおじさんが無許可でハーモニカの生演奏をしたとかで逮捕されたとい

さいきん見たアニメ映画 『桃太郎　海の神兵』渋谷シネマヴェーラで、８月１７日 日本のアニメーション史に名高い本作品。手塚治虫が戦争中に見ていたく感動した、とは聞いていた。 たしかに、こんなアニメを戦争末期に見たらびっくりするだろう。フルアニメーションで動く動く。動物たちののびやかな動き、踊り、流れていく帽子をおっかける動物たちのアクション、もう日本のアニメはれっきとした作品を作るところまできているというのが分かる。森や山々の美しさ、動物たちが文字を習う過程で描かれる唄うことの楽しさ、もう手塚治虫のアニメーションや東映動画の長編映画まであと一歩である。 お話は、桃太郎に率いられた落下傘部隊が悪い白人（＝鬼）に支配されている南洋の島を解放するということなんだが、戦闘シーンに入る前の、帰郷した落下傘部隊の兵隊たちの家族との交流、動物たちが格納庫を建てるシーン、五十音を楽しく歌い上げるシー